高品質業務用電源「ニプロン」の魅力

PC電源といえば「コルセア」や「サーマルテイク」「クーラーマスター」などを思い浮かべる方が多いでしょう。

確かにこれらは入手性もコスパも良く、安心して使えるメーカーです。しかし、純国産の高耐久電源と言えば「ニプロン」も無視できません。

今回は、あまり知られていないニプロンの魅力を解説したいと思います。

業務サーバー用途がメインのニプロン

ニプロンは、業務用の組込み電源を製造・販売しているメーカーです。PC電源メーカーとしてはそれほど有名ではないものの、サーバー用途としては非常に知名度が高いメーカーです。

ニプロンの電源は「高耐久」が強みであり、24時間稼働を前提としているために信頼性が高いとされています。

2022年1月時点で販売されている主なPC用電源は以下のとおりです。

  • HPCSA-1000P-E2S(容量1000W)
  • HPCSA-1500P-E2S(容量1500W)
  • HPCSA-570P-X2S(容量570W)
  • HPCSA-700P-E2S(容量700W)

ニプロンの電源は広いレンジにも対応しており、これよりも容量が小さいモデルもあります。

いずれも「定格出力で24時間365日、過酷な長期運用に耐える」ことを信条としていて、国内製造が基本です。

また、期待寿命は10年以上、変換効率90%以上、温度に応じて回転速度が変わるファンでの静音性など、非常に優秀な電源であることも見逃せません。

ニプロン電源の特徴、強み、弱点

ニプロン電源の中から「HPCSA-1500P-E2S(容量1500W)」を例にとって、特徴や強み、弱点を挙げてみます。

まず特徴としては「オールジャパン構成」が第一に来るでしょうね。内部の基盤やコンデンサなど主要部品が国産で占められており、信頼性が非常に高いです。

また、業務用メーカーとはいいつつも、一般のデスクトップPC向けに「フルプラグイン」仕様になっていることも特徴。組付けやすさは普通のPC電源と何ら変わりません。

そんなニプロン電源の強みは、「+12V帯」の系統が非常に多いことですね。HPCSA-1500P-E2Sに限って言えば、+12V帯が7系統もあります。

1系統当たり288Wの容量がるので、GPUを複数挿す場合などはかなり重宝しますね。また、補助電源ケーブルの取り回しにも自由度が生まれます。

一方、弱点としては「電源ファンが8センチ角のため、回転音が少しうるさい」という点が挙げられますね。

温度に連動して回転数が変化するとは言え、今どき8センチファンはちょっとマイナーです。個人的にここが唯一のマイナスポイントと言って良いかもしれません。

200Vコンセントにも対応できるが…?

ニプロンの電源は業務用を想定しているため、一般の家庭用電源(100V)のみならず、エアコンなどに使われる200V電源との接続も可能です。

ただし、電源ケーブルが特殊であるため、一般的な電源ケーブルを使いまわすことができません。

また、ケーブル類は全て別売りで、必要なもののみを別途購入するスタイルです。考えようによっては「邪魔なケーブルが発生しないのですっきりする」わけですが、ケーブル付属が当たり前であるPC電源に慣れていると少し不便かもしれません。

総合的な性能に関しては、80PLUS認証のGold相当ではないかと言われていますが、耐久性や信頼性を考えると、それ以上と捉えることもできます。

個人的にかなり好きな電源メーカーですので、今後電源のアップグレードを考えている方は、ぜひチェックしてみてください。