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Intelの第8世代CPUが登場して数か月がたちました。性能、コストパフォーマンスともに良好で人気のようですね。
実はこの第8世代CPU、いくつかの種類があることをご存じでしたでしょうか。今回はあまり知られていない第8世代CPU「Kaby Lake R」について解説します。
Kaby Lake Rとは?Coffeelakeとどう違う?
Intelの第8世代CPUといえば、Coffeelakeが有名ですが、実はこれ以外にも第8世代CPUと呼ばれる製品があります。
そのひとつがコードネーム「Kaby Lake R」と呼ばれるシリーズです。Kaby Lakeといえば第7世代CPUのコードネームであったことは、CPUに興味がある方ならご存じかと思います。
しかし、Kaby Lake Rはれっきとした第8世代CPUで、以下のようなラインナップになっているのです。
Core i7-8650U | 4コア8スレッド | 1.90GHz~4.20GHz動作 | 8MBCache |
Core i7-8550U | 4コア8スレッド | 1.80GHz~4.00GHz動作 | 8MBCache |
Core i5-8350U | 4コア8スレッド | 1.70GHz~3.60GHz動作 | 6MBCache |
Core i5-8250U | 4コア8スレッド | 1.60GHz~3.40GHz動作 | 6MBCache |
このように基本的には4コア8スレッドであり、第7世代のモバイル向けCPUに比べると物理コア数が増えています。この辺りは第8世代の特徴といえるでしょう。
さらにCore i7 7700HQがTDP45Wなのに対し、Kaby Lake RシリーズはTDP15Wと発熱と消費電力がかなり抑えられていることも見逃せません。
もうひとつの第8世代「Cannon Lake」はいつ登場する?
実はIntelの第8世代CPUとして、もうひとつ「Cannon Lake」があります。このCannon Lakeは、2018年の前半で登場すると考えられており、詳細はまだ不明です。
ただし、2018年には第9世代である「Ice lake」の登場も噂されていることから、Intelの意気込みは伝わってきますね。飛躍を遂げた第8世代CPUにどんな改良が加わるのか、楽しみです。
Kaby Lake R搭載のゲーミングノートPC
Kaby Lake R搭載のゲーミングノートPCはそれほど多くありません。その中からあえて選ぶとすれば、モバイル向けGPUを追加搭載しているドスパラの「Critea VF-HEKS」が購入候補に挙がるでしょう。CPU内蔵グラフィックに加えて、モバイル向けGPUである「GeForce MX150」を搭載しており、GPU周りを強化しています。
また、CPU自体もCore i7-8550Uで4コア8スレッド、最大4GHz動作ですからカジュアルゲーマーには十分な性能です。価格も税込み12万円以下で買うことができ、普段使いからゲーミングPCまで、幅広い用途に対応できるPCといえます。