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Windows7の登場以降、一気に普及した64bit OSですが、2018年現在でも32bit OSを使っている方はそれなりにいると思います。特にサブマシンですね。複数アカウントでネットゲームをプレイする時、サブアカウント用PCは32bit版のXPや7を使っている、というケースです。
こういった方が注意しなければならないニュースがあります。それはGPU大手のnvidiaが32bit OSのサポートを終了するという事です。
nvidiaが32bit OS向けサポートを打ちきり
nvidiaは2018年4月をもって、32bit OS向けのドライバリリースを終了すると発表しました。セキュリティアップデートのみ2019年の初頭まで続く予定で、バグフィックスや機能改善などのアップデートは既に終了とのことです。
古くからのネットゲームファンの中には、32bit時代の環境でプレイを続けている方も少なからずいるでしょう。しかし今後は、GPU自体が64bit環境のみに最適化されていくため、出来るだけ早く環境の更新をかける必要がでてきました。
移行先はWindows10が無難?
そこでどのOSに移行するか、という問題が出てきます。最も有力なのは、2018年の主流であるWindows10ですね。
次点でWindows7 64bit版となるでしょうが、こちらは既に入手性がかなり落ちています。そもそもWindows 7 SP1自体、サポート期限が2020年1月14日と決められており、1年半ほどしかありません。
また、Windows 8.1は2023年1月10日までサポート期限が延長されているものの、こちらもWindows10を除外してまで選択する理由がないですね。
しかし、どうしても7もしくは8.1の環境が欲しい、という方には「Windows10のダウングレード権行使」という手段が残されています。Windows10はPro版(Professional Edition)のみダウングレード権があり、これを行使することで7もしくは8.1環境を手に入れられるのです。
ここでひとつの問題があります。それはダウングレード権を行使するためには、ダウングレード先OSのメディアとプロダクトキーが必要という点です。
なぜこういう仕様にしたのかはわかりませんが、そもそも7や8.1を持っていない人が10からダウングレードするためには、メディアとプロダクトキーを調達する必要がある…という本末転倒な結果になっています。
つまり、最悪のケース(XPからの移行など)では、7や8.1の環境を用意するために、7もしくは8.1+10Pro版を購入する必要があるという状態なのです。これならば、最初からWindows10を購入すべきですね。
できるだけ早めにWindows10へ移行するのが吉
このように、やや意味不明なダウングレードの現状を考えると、早めにWindows10に移行するのが吉といえそうです。CPUもインテル製のものは「Kaby Lake」以降、7には正式対応していませんし、AMDでもRyzen以降は公式サポートを10のみに集中すると明言しています。
つまり、CPUのアップグレードを考えても、そろそろWindows10以前のOSから脱却する時期なのです。長く続いた32bit時代に別れを告げるのは少し残念ですが、新しい環境で快適にゲームをプレイできることを考えれば、必要な投資といえるでしょう。