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Intelの第9世台CPU「Coffee Lake-S Refresh」が2018年10月下旬に発売されます。まずトップバッターとして登場したのが、超ハイエンド向け「Core i9-9900K」、ハイエンド向け「Core i7-9700K」、ミドルレンジ向け「Core i5 9600K」の3つです。
個人的に注目しているのは、ミドルレンジ向けの9600Kで、2018年から2019年のゲーミングPC市場の中心になるのでは?と期待しています。そこで、Core i5 9600Kがミドルレンジの新しい王者になれる可能性を探ってみました。
Core i5 9600Kのスペック
まずスペックからおさらいしていきましょう。
Core i5 9600K
- 6コア6スレッド
- 3.7GHz~4.6GHz動作
- キャッシュ9MB
- TDP 95W
- 価格 35000円前後
次に、前世代のミドルレンジを支えていた8000番台の2モデルです。
Core i5 8600K
- 6コア6スレッド
- 3.6GHz~4.3GHz動作
- キャッシュ9MB
- TDP 95W
- 価格 32500円前後
Core i5 8500
- 6コア6スレッド
- 3GHz~4.1GHz動作
- キャッシュ9MB
- TDP 95W
- 価格 29000円前後
※価格はいずれも2018年10月時点
このようにCore i5 9600Kは「コア数、スレッド数のどちらも据え置き」で、なおかつ「動作クロックは微増」となっています。
Core i5 8600KとCore i5 9600Kの性能差は?
Core i5 8600KとCore i5 9600Kの価格差は約3000円ですが、これに見合った性能差があるのかを見ていきましょう。
シングルスレッド性能 | Core i5 9600Kが2%高速 |
マルチスレッド性能 | Core i5 9600Kが19%高速 |
総合性能 | Core i5 9600Kが10%高速 |
参考:http://hwbench.com/cpus/intel-core-i5-9600k-vs-intel-core-i5-8600k
シングルスレッド性能は、ほぼ横ばいですね。クロックが上がった分だけ微増しているという印象です。しかしマルチスレッド性能は2割近い性能アップを果たしており、総合性能も10%以上の向上が見込めます。
個人的には、3000円の価格差は十分にあると思いますね。もし今、第7世代や第6世代のIntel製CPUを使用しているなら、移行する価値はあるでしょう。
価格も第8世代のCPUとあまり変わりません。そもそもCPUは新品価格が値崩れしにくいため、できるだけ新しい世代のものを買ったほうがお得という傾向があります。
SkylakeやKabylakeから移行すべし!
第8世代からの移行すべきかは微妙なところですが、それ以前の第6世代(Skylake)や第7世代(Kabylake)から移行では大きなメリットがあります。6コアがやや物足りないと感じるかもしれませんが、現状では6コア以上をゲーム用途でフル活用するシーン自体がほぼありません。
個人的には4コアではやや力不足、8コアは多すぎると感じているため、6コアが最適なのではないかと思います。価格も抑えらえているため、Core i5 9600Kがミドルレンジ市場の王者になる可能性は高いのではないでしょうか。