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PCを使っていると座りっぱなしになることから、健康のために「スタンディングデスク」を使う方がいます。
実は私も半年ほど試したことがあるのですが、確かに健康のためには良い…気がしていました。
しかし最近、スタンディングデスクにも害があることが判明したようです。ちょっと意外な事実なのですが、その内容を探ってみました。
立ちっぱなしによるリスク
一般的にスタンディングデスクは、運動不足や腰に対する負担などを解消する便利な道具として認識されています。
確かにその傾向はあるのですが、実際に使ってみると「思考が浅い部分で止まる」「意外と安定せずに入力速度が遅くなる」などのデメリットもあります。
私は上記のようなデメリットを強く感じたので、結局は座って使うデスクに戻りました。ただ、健康のためには良かったのだろうなあ…と考えていたのです。
しかし、シドニー大学の最新研究によれば、立ちっぱなしによるリスクがあるとのこと。具体的にはいかのとおり。
・心不全や脳卒中などの心血管疾患の予防には寄与しない
・下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)や深部静脈血栓などのリスクを高める
そもそも運動不足からくるデメリットが解消されないうえに、下半身に対する循環器系のデメリットがあると。
ちょっと衝撃なのですが、医学雑誌に掲載された内容のようです。うーん、これが事実であれば、スタンディングデスクを利用するメリットはあまりないですよね。
ただ私は医学に詳しいわけでもないので、この発表をそのまま鵜呑みにはできないのですが、「健康リスクの低減」という点では選ばないほうが良いのかなと。
そもそもスタンディングデスクは作業向きではない
あまり書くとスタンディングデスクのアンチのように見えるかもしれませんが、スタンディングデスクが有用なシーンは限られています。
冒頭でも述べたように集中力が高まらず、意外に不安定なので細かく精密な作業には向きません。
大学時代に学生が使用できる学務情報閲覧用のPCがスタンディング形式でしたが、これは「単に検索して必要な情報をコピーする」程度の役割だからだと理解していました。
軽いネットサーフィンやリサーチ、部分的な情報を取得するだけの端末ならば、スタンディングデスクでも問題ないでしょう。
しかしスタンディングデスクでレポートを書けますか?FPSで長時間プレイできますか?と聞いたときに「YES」と答える方はあまり見かけません。
クリエイターやライターもスタンディングデスクはあまり使いませんし、精密さや深い思考、長時間の作業は座ってやるほうが向いている方が大半なのです。
ゲーム用途でも全く流行らないスタンディングデスク
ちなみに「ゲーミングPC スタンディング」などで検索すると、ゲーマー向けのスタンディングデスクがヒットします。
ただし、数は非常に少ないですし、大半が「昇降式で高さが変えられるだけのデスク」です。つまりスタンディング専用としては作っていないということ。
コロナ禍で一瞬注目されましたが、見事に消えたので、要は需要がなかったのでしょうね。
個人的には、普通に座って作業をして、2~3時間に1回5分程度の軽い運動を挟むだけで十分だと思います。スタンディングデスクって、なぜかちょっとお高いですしね…。