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軽く、なおかつ安価なChrome OS搭載のノートPC「Chromebook」は、業務用・教育用PCとして徐々に普及していています。
しかし、大半のゲームタイトルがWindowsベースで開発されているうえ、Chrome OS自体のスペックが貧弱なことから、ゲーム用途では実用的といえないでしょう。
この状況が、近い将来大きく変わるかもしれません。
Chromebook+「Stadia」という組み合わせ
Stadiaといえば、2019年3月にGoogleが大々的に発表したことで有名になった「ゲームストリーミングサービス」です。
要は、これまでパッケージやDLファイルとして提供されていたものを、クラウドサービスとして「配信」することで、どんな環境でも手軽に最新タイトルが遊べるというもの。
このStadiaが、2019年11月に海外でローンチされ、サービスが開始されるとの情報があります。
「ドラゴンボール ゼノバース2」「FF15」を含む30以上のタイトルが発表されており、今後も増えていくでしょう。対応タイトルは、こちらで紹介されています。
ビッグタイトルはもちろんのこと、Stadiaの独自タイトルもあるようですから、PCゲーマーは必見のサービスです。ただし、日本での提供時期は未定で、2020年以降になると見られています。
このStadiaとChromebookを組み合わせれば、低スペックなChromebookであろうとも、ゲーミングPCに早変わりするというわけですね。
メモリ8GB、独立GPUなしでも動作するStadia
Stadiaの動作検証では、独立GPUを持たないChromebookでも、重量級の最新FPSがプレイできたと報告されています。
具体的にどの程度のスペックが限度になるのか定かではありませんが、「Chromeでブラウザゲームをプレイできる程度のスペック」が確保できれば、Stadiaを利用できる可能性は高いでしょう。
ちなみに、2019年10月時点で国内販売されているChromebookをチェックしてみると……
- Lenovo 300e Chromebook…税込み33000円
- Dell Chromebook 3100…税込み56000円弱
- ASUS C223NA-DH02-RD…税込み34000円弱
といった製品が代表的です。一般的なゲーミングPCに比べると、破格の安さですね。
重要なのはマシンスペックより「回線」かもしれない
低スペックなChromebookでも重量級タイトルをプレイできるのは、ひとえにGoogle社の優れたITインフラのおかげです。Google社が持つ強大なインフラから、クラウドサービスとして提供されるため、ローカル環境のマシンスペックを節約できるわけです。
しかし、それだけに「回線の質」が重要かもしれません。Stadiaは無線環境やping値が高い環境でもプレイできると謳っていますが、実際には回線の質がプレイに影響を与えそうです。
Stadiaだけでなく、多くのクラウドサービスが回線品質の影響を受けることからも容易に想像ができます。できれば光回線かつ有線環境を準備したいところですね。