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マイクロATXサイズのゲーミングPCを持っている方、床に直置きしていませんか?
私か過去に何度も床に直接置いていたことがありました。しかし、ゲーミングPCの「床に直置き」はおすすめしません。
今回は、ゲーミングPCを床に置いてはいけない理由をまとめてみました。
床に直置きに潜む二つの大きなリスク
現代日本の住宅は、大半がフローリング使用であり、畳の家屋はだいぶ少なくなってきました。
なので、今回はフローリングに直接PCを置く、という前提でお話ししてみたいと思います。
結論から言うと、床に直接PCを設置することはとてもリスキーです。何故かというと、床には2つの大きなリスクがあるからです。
そのリスクとは「ホコリ」と「振動」ですね。どちらもPCの大敵です。
床に直置きするとホコリの汚れが多い
個人的な経験をもとにお話しすると、床に直接PCを置いた場合と、ラックなどの上に設置した場合では、PC内部に堆積するホコリの量に約2倍の差がありました。
これは厳密に計測したわけではないのですが、以下のような条件で比較してわかったことです。
・床とラックにそれぞれPCを1台ずつ設置
・稼働時間はほぼ同じ時間
・2か月後にふたを開けて中身を確認
ラックに配置したPCのほうは全体的にホコリっぽいものの、うっすらと溜まっている程度で遠目に見ればあまりわからない状態でした。
一方、床に直接置いたPCは、グラボやCPUクーラーに少し茶色がかかったホコリの層ができていましたね。さらに、PCケース底面のダストフィルターが一部目詰まりを起こすほどでした。
設置する場所でここまで違うのかと驚いた記憶があります。
微振動はPCにダメージを与える
床に直接置くと、人間が普段生活することで発生する振動が、そのままPCにも伝わります。
一般的にPCは振動から遮断すべきものです。小さな振動の連続が、半導体やファンにダメージを与える原因になりかねませんから。
また、ファンや電源から発生する振動が床に伝わり、何とも言えない不快な共振音を発生させることもあります。
床に直置きは故障率が高い
こちらも個人的な経験から述べることなのですが、床に直接PCを置いた場合とそれ以外の場合では、故障率にも差があったように思います。
過去10年ほどを振り返ると、床に直接設置していたPCは、電源やケースファンなどが故障したことがありました。床に直置きしなかったPCでは、こういった故障は皆無です。
床に直接置く場合は、床に近い部分(=電源)の故障率が上がるような気がしますね。前述したようにホコリの吸い込みが本当に激しいので、電源の吸気口が真っ白になりますし、内部の回路にもダメージがあるのだと思います。
特にベッドルームとPCを設置している場所が同じ場合、寝具から発生するホコリがどんどんPC内に溜まるので、注意が必要です。
ダストフィルター+ラックはゲーミングPCの必須アイテム
振動とホコリからゲーミングPCを守るためには、ダストフィルターとPC設置用のラックが必須です。
ダストフィルターについては、最近のPCケースならば標準装備であることが多いでしょう。もし無い場合は、マグネットやネジ止め式の後付けダストフィルターを設置するようにしてください。
大体500~3000円ほどで、さまざまなサイズのダストフィルターが売られています。また、ラックはPC専用ではなく、一般的なスチールラックのほうが使いやすいですね。
高さを変えることができますし、サイズ的にも余裕があるからです。いずれもそれほどお金がかかるものではないですから、早めに対策してしまいましょう。