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例え高性能なゲーミングPCであっても、大型のタワー型ケースを使う必要はない時代です。
現在はMini-ITX規格でも重量級の3Dゲームに対応できるため、小型化を考えている人も多いともいます。
しかし、Mini-ITXはBTO製品が少ないうえに、自作が少々難しいという難点がありますよね。特に自作は「小さいこと」がアダとなってさまざまな困難があります。
そこで今回は、Mini-ITXの自作をスムーズに進めるためのポイントを整理してみました。
Mini-ITXの自作でつまづかないためのポイント3つ
では早速Mini-ITXの自作でつまづかないためのポイントを3つ紹介します。
1. PCパーツ自体の大きさを事前に把握する
当たり前のように聞こえますが、これが結構難しいのです。
PCパーツの大きさは、Micor ATXやATXであればほとんど気にする必要がありません。せいぜい大型のグラボのサイズに気を付けるくらいのもの。
しかしMini-ITXの場合は、スペースに全く余裕がないため、ケーブルの長さやCPUクーラーの高さにも注意する必要があります。
特にCPUクーラーの高さは鬼門中の鬼門。AMDの純正クーラー「Wraith Spire」すら装着できないこともあるので、念のためロープロファイルのCPUクーラーをチェックしておくべきですね。
「純正クーラーならば入る」という思い込みは危険です。CPUクーラーが取り付けられないと、組み立て作業がそこでストップするので、何気に重要なチェックポイント。
2. 作業スペースを考慮して手順を整理する
次に重要なのが作業手順の計画ですね。一般的には「マザーボードを取り付け→パーツを取り付け」といった手順ですが、Mini-ITXの場合はそうもいきません。
ケースとの隙間が非常に狭いので、マザーボードを取り付けるとパーツの取り付け作業が不可能になることが多いのです。
なので、マザーボードを仮置きしてみて、ケースとのスペースを見ながら自作を進める必要があります。
おすすめは「マザーボードにメモリやストレージ、CPUとグラボを取り付けてからケースに組み入れる」という方法。
いわゆる「まな板」状態で仮組してからマザーボードごと入れ込めば、スペースが無くて作業できないという状態にはなりにくいですね。
特にメモリとCPUは非常にタイトな位置関係で取り付けることになるので、最低でもこの2つはケースに組み入れる前に設置したほうがベターです。
3. 配線作業でケガをしないように注意
3つ目のポイントは、配線作業です。スペースの関係上、配線作業の途中でケースのフチぶぶんに手を擦ってしまい、流血してしまうこともあります。
また、SATAや電源関係の差込口が非常に小さいので、LEDのワークライトを別途用意するなどの工夫も検討しましょう。
配線はパーツ組付けのように「ケースの外であらかじめやっておく」ことができないので、かなりタイトになりがち。
もし純正のケーブルで装着しにくいようなら、長めの社外品ケーブルを用意しておき、インシュロックで余った部分を結っておくなどの対策も考えておきましょう。
Mini-ITXの自作はまだまだ上級者向け
以上3つのポイントに気を付ければ、Mini-ITXの自作もある程度はスムーズに進むと思います。
ちなみに私は、Mini-ITXで自作する場合、ロープロファイルのCPUクーラーとLEDの小型ワークライトを必ず準備していますね。
この2つは必需品だと考えています。参考にしてみてください。