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CPUを購入するとき、「内臓グラフィックはどうせ使用しないのに無駄だな」と感じたことはないでしょうか。
CPU内蔵のグラボは最近でこそ高性能化してきましたが、まだまだゲーミング用途では力不足です。しかし、アプリごとに内蔵グラボと外部グラボを使い分ける設定があることをご存じでしょうか。
もし、軽いアプリに内蔵グラボを割り当てることができれば、その分だけ外部グラボの負担は減りますし、リソースの有効活用にもつながります。
そこで今回は、アプリごとに内蔵GPUと外部GPUを使い分ける方法について紹介します。
グラボを任意のアプリに割り当てるための手順
では早速グラボを任意のアプリに割り当てる手順を紹介します。この手順を踏めば、「Webの動画再生は内蔵グラボ」「ゲームは外部グラボ」という具合に役割分担が可能です。
少しでもゲームのパフォーマンスを上げたい場合には、積極的にCPU内蔵グラボをゲーム以外に割り当てて、リソースの節約に努めてみましょう。
1. スタートメニューを開く
まずはスタートメニューを開きます。画面左下にあるWindowsアイコンをクリックしましょう。
2. Windowsの設定に進む
スタートメニューから「歯車」アイコンをクリックしてWindowsの設定に進みます。
3. ディスプレイの設定を開く
Windowsの設定画面で「システム」をクリックし、次に画面左側のメニューから「ディスプレイ」の設定を選択します。
4. グラフィックの設定にアクセス
ディスプレイの設定画面を下にスクロールし、「グラフィックの設定」をクリックします。
5. アプリごとのGPU設定
「グラフィックのパフォーマンスの基本設定」で、特定のアプリケーションに対してGPUの基本設定を変更できます。ここで「ユニバーサルアプリ」を選択し、使いたいアプリを追加します。
例えば、「Microsoft Edge」を選択し、「追加」をクリックします。
6. GPUの選択
「アプリ」アイコンをクリックし、「オプション」をクリックすると、「グラフィックの仕様」というポップアップが表示されます。ここで使用するGPUを選択できます。
GPUの省電力: 内蔵GPU
高パフォーマンス GPU: 独立GPU
アプリごとに使用するGPUを切り替えることができます。設定が完了したら「保存」をクリックします。
グラボを割り当てることのメリット
このように内蔵グラボと外部グラボを割り当てることのメリットとしては、以下2つが挙げられます。
パフォーマンスの最適化
特定のアプリケーションに対して独立GPUを利用することで、高いパフォーマンスを発揮させることができます。
例えば、ゲームや動画編集ソフトなどグラフィックス処理が必要なアプリには独立GPUを割り当てることで、重い処理に最大限のリソースを投入できるわけです。
省電力運転
一方で、通常の作業など省電力を重視したい場面では、内蔵GPUに切り替えることで電気代を節約したりバッテリーの寿命を延ばしたりすることができます。
デスクトップPCではそれほど恩恵を感じないかもしれませんが、ゲーミングPCならかなりの節約になるはず。稼働時間も伸びて使い勝手が良くなりますよね。ぜひ試してみてください。