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今やWebブラウザのスタンダードといっても過言ではない「Google Chrome」ですが、数年前から日本国内でやっかいなバグが発生しています。
これは「オムニボックス」というURL入力兼検索ボックスをアクティブにすると、入力が強制的に半角になってしまうというもの。
日本人にとっては非常にやっかいなバグです。このバグ、果たして直す方法はあるのでしょうか。
オムニボックス半角強制バグの内容
このバグをもう一度整理すると、次のような挙動を示します。
- メモ帳などテキストエディターを開き、全角入力になっていることを確認
- Google Chromeを起動し、オムニボックスをクリック
- オムニボックスに入力すると、強制的に半角入力に切り替わっている
- 半角/全角切り替えを押下しても一度では全角にならない(2~3回で全角になることが多い)
正直なところ、非常に使いにくいです。実はこのバグ、常に発生しているわけではなく、Google Chromeのバージョンによるものらしいですね。
私が最初に認識したのは2019年の中頃だったと思います。その後しばらくしてアップデートで直り、2020年9月のバージョン85で再発。
再びバージョンアップで直ったのですが、なんと2021年7月になって再発しました。更新のタイミングで再発しているようで、相変わらず原因は調査中とのこと。
半角強制バグの回避方法は?
回避方法としては「IMEではなくATOKを使用する」というものが挙げられます。しかし、これ以外に明確な解決方法は今のところありません。
IMEの設定変更でも直らないようで、私も随分と苦労しましたが時間の無駄でした。ちなみに、Google日本語入力を使っても発生してしまいます。
ATOKに切り替えれば良いのですが、正直なところATOKは使い勝手が独特なため、あまり気が進みません。オムニボックスへの入力以外ではほとんど発生しないので、できればIMEかgoogle日本語入力のままでいきたいと考えています。
実はこの強制半角バグ問題、IEやEdgeでも発生していて、Google Chrome単体の問題ではないようです。唯一発生していないのがFirefoxで、完全に回避するにはFirefox+ATOKという組合せがベストのようですね。
いつ修正されるのか?
これも全く見当がつきません。一応、Googleでは不具合として認識しているようで、Chromeの原型であるChromiumの課題として公式に挙げられています。
詳細はこちらを参照してみてください。(英語サイトです)
内容を読んでいくと、どうやら2021年7月末にアップデートで修正されるようですが、これも一時的な対応に過ぎない可能性があります。
上でも述べたように、この不具合は非常に小さなバージョンアップで繰り返されており、私が認識しているだけでも3度目です。
PCでゲームをしていると、サブモニターで頻繁に検索を使用するため本当に不便ですね。しばらくはFire foxやATOKへの乗り換えも検討すべきかもしれません。