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自作PCにたくさんの端子があり、混乱する人も多いと思います。私も端子については未だに混乱することがありますし、用途についてもちょっと曖昧になりますからね。
そこで、自作PCでよく使う端子について整理してみたいと思います。
自作PCでよく使う端子の一覧とそれぞれの役割
では早速、ほぼ確実に使う端子の一覧を整理してみましょう。
ATX20/24ピン
マザーボードでメモリスロットの近くにある横幅の広い端子です。
おそらくマザーボードにつなぐ端子の中で最も幅が広く、ピンの数も多いのですぐにわかると思います。
メインパワー端子とも呼ばれ、マザーボードに電力を供給するために使われています。
現在は24ピンが主流ですが、昔は20ピンでしたね。今でも20ピン+4ピンで別れていることがあるのはその頃の名残です。
+12V電源用4ピン
主にCPUへ電源を供給するための端子です。電力を安定させるために前述の24ピンとは別に独立して設けられています。
この端子を指さないと電源が入らないこともあるため、注意しましょう。
ATX/EPS12V(8ピン)
こちらも主にCPUに向けた電力供給が主で、メニーコア時代になって一般化しました。
+12V電源用4ピンの隣に配置されることが多く、かつてはサーバー用に限定された端子でしたが、現在はコア数と消費電力の増加から標準装備に。
Serial ATA端子(SATA)
HDDやSSD接続に使われる端子でL字形状になっている断面が特徴。ちなみにSATA1.0(1.5Gbps)、SATA2.0(3Gbps)、SATA3.0(6Gbps)のいずれも形状は同じです。
汎用4ピン(ペリフェラルパワー端子)
汎用の電源端子でUltra ATAのドライブやファンで使用します。最近ではめったに見かけませんが、古いタイプのHDDはこのタイプのこともありますね。
PCIe用端子(6ピン、8ピン)
GPUに挿す「外部電源」ですね。PCIeスロット以外からの電力供給が必要なミドルレンジクラス以上のGPUを稼働させるために必要です。
6ピンタイプと8ピンタイプがあり、グレードに応じて使い分けます。
PCIe×1スロット
PCIeスロットの中で最も小さく短いスロットです。LANボードやRAIDボード、サウンドカード、キャプチャカードの設置に使われます。
PCIe×8スロット
主にサーバー向けのマザーボードに搭載されているスロットで、デスクトップPCではあまり使用されません。私もほとんど使ったことが無いですね。
×1や×4の代用としての使い方がメインでしょうか。
PCIe×16スロット
GPUを挿しこむスロットです。PCIeと言えばこのスロットを思い浮かべる方が多いでしょう。PCIeの中で最も長いスロットです。
ハイエンドなマザーボードの中には、このスロットを2本以上もつものもあります。しかしGPUの性能が向上した今、GPUを2枚以上挿すことは稀なので、1個あれば十分ですね。
基本的には端子の「口」を見れば間違えることはない
このように自作PCにはたくさんの端子がありますが、基本的には挿し間違えることがありません。
これらは全て形状の異なる口を持っており、パーツや電源と口の形状を見ながら挿しこんでいけば、大きな間違いにはつながらないからです。
気を付けるとしたら、GPU用の6ピン・8ピンの挿し忘れくらいでしょうかね。