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GPUの高騰が続く今、とてもゲーミングPCなんて買えない…と嘆く方も多いはず。
BTOメーカーの構成もどちらかといえばハイエンド寄りになっており、ゲーミングPCの高額化が進んでいます。
今や15万円ではゲーミングPCを買うことができない時代です。そこで、自作ですこしでも安く済ませてみましょう。
15万円以内で収まるゲーミングPCの構成例
早速本題に入りましょう。2020年からはじまったGPUの高騰により、今や15万円ではミドルレンジクラスのゲーミングPCを購入できなくなりました。
しかも2019年末と比べても性能があまり変わらないゲーミングPCが、単純に5万円程度値上がりしています。
そのため、嫌味な言い方をすれば「2019年末までに買った人が勝ち組」という状況に近いです。
そこで、15万円でどこまでの性能をもたせられるか、検証してみました。下記は、OS込みで15万円未満になる構成の一例です。
・OS:Windows10or11(メモリ16GBバンドル版)…約3万円
・CPU:Ryzen 5 5600X(6コア12スレッド) …約39400円
・GPU:GTX1660Ti(玄人志向版)…51000円
・メモリ:OSとセット
・マザーボード:MSI MPG B550 GAMING PLUS…13200円
・PCケース:Thermaltake Versa H26…4000円
・電源:Corsair CX650M CP-9020103-JP…約7300円
合計:144900円
このCPUにRyzen 5 5600X、GPUにGTX1660Tiといった組み合わせでなんとか14万円台におさまりますね。
ちなみに各パーツの価格は通販サイトを比較して最安値~2番めを選択しています。
構成を見てもわかるように、フルHD~WQHDをターゲットにした構成ですが、非常に使い勝手が良いと思います。
画質を落とせばRTX3060やRadeon RX6600あたりをターゲットにしたタイトルも遊ぶことができるでしょう。
また、近々出るとされる「RTX3050」の性能はGTX1660Tiと大差ないとされることから、この構成でも3~5年はなんとかなると感じています。
2極化が進むゲーミングPCの価格
2022年はまだまだGPUが高止まりすると考えられています。その理由のひとつが「Nvidiaが公式にGPUの値上げを発表したこと」です。
2022年1月22日に、NvidiaはヨーロッパにおいてRTX3000シリーズの値上げを発表しました。
値上げ幅は最大6.4%と小さいのですが、価格には間違いなく反映されると思います。今までNvidiaが公式に値上げを発表したケースは稀です。
個人的には、もう値上げを公言せずにいられないレベルにまで半導体不足の影響が出ているのかなと感じます。
また、BTOメーカーのゲーミングPCも、ミドルレンジのモデルよりもハイエンド寄りのものが増えたように思います。
値上がりの影響はローエンド~ミドルレンジクラスが大きく、ハイエンド帯はどちらかと言えば影響が小さいのです。
また、ハイエンド帯を買うユーザーは、そもそも予算が大きいことから、GPUが高騰したとしてもそれほど影響がありません。簡単に言えば、40万円の予算が45万円になるのと、12万円の予算が17万円になるインパクトの違いですね。
後者のほうがインパクトは大きいですから、「コスパモデル」は引き続き買いにくい状況です。
自作なら多少は価格を抑えられる
こうしたときに自作のメリットが大きくなります。自作は「自分がもとめる最小構成」でPCを作れますからね。削れるところは極限まで削って安く仕上げられます。
BTOメーカーにはない構成で半導体不足を乗り切りたいのなら、BTOメーカーが提供するパーツ販売を利用して自作してみてはいかがでしょうか。