ゲーミングPCの温度管理に役立つフリーツール

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パソコンにおいて、温度管理は非常に重要です。特にゲーミングPCやマイニング用PCとして使用するならば、適切な温度管理がPCの寿命を決めると言っても過言ではないでしょう。

この温度管理ですが、フリー(無料)で使いやすいツールがいくつも存在するのです。

温度管理が何故重要なのか

冒頭でも述べたように、PCは温度管理が命です。PCの内部には熱を発する部品が沢山あり、そのすべてが「高温」もしくは「低温」状態に弱いのです。

そう、弱いのは高熱だけではありません。例えば冬場はあまりの寒さにPCが起動しないこともあり、故障の原因になります。特に電源ですね。電源に使用されている液体コンデンサの一部が低温に弱いため、電気が上手く走らないのです。

また、夏場は高温の影響を受けて冷却がうまくいかず、CPUやGPUが異常をきたすこともあります。ファンの回転数を上げることである程度は改善できますが、騒音との戦いになりがちですから、適切に温度をモニタリングして調節していきたいところです。

温度管理に役立つフリーツール

では実際にPCを運用するにあたって、使い勝手の良いフリーツールを紹介します。

HWMonitor

シンプルかつ詳細な温度管理が可能になるフリーツールです。CPU、マザーボード、ハードディスク、ビデオカード の温度はもちろんのこと、使用率や電圧、電源電圧、ファンの回転数などもリアルタイムにモニタリングしてくれます。

WindowsOSに標準搭載されているタスクマネージャーに、温度管理を合わせたようなものといえるかもしれませんね。ただし、HWMonitorは「温度を計測して表示」するのが仕事であって、ファンの回転数の調整などは別途行う必要があります。

それでもフリーツールの中では非常に使い勝手が良く、PCの内部状況をかなり詳しく把握できる優れものです。

Open Hardware Monitor

こちらも基本的にはHWMonitorと同様で、各パーツの状態を詳細にモニタリングしてくれるツールです。タスクトレイだけでなく、ガジェット表示にも対応しているのが嬉しいですね。

Core Temp

こちらはCPUの温度管理を行ってくれるツールです。各CPUコアの温度や使用率、メモリ消費量、消費電力などを表示します。各コアの状況をタスクトレイに個別表示してくれるため、どのコアが高温になっているかが一目でわかります。

また、CPUが特定の温度に達したときにシャットダウンやスリープ、休止状態へと移行させる「加熱保護機能」があり、フリーツールとしては珍しくツール側からPCを操作できる点が特徴ですね。

PCゲーマーなら温度には常に敏感に!

今回紹介したようなフリーの温度管理ツールは、Windows10にも対応していて、最新のゲーミングPCでも問題なく動作します。実際に私もHWMonitorにはお世話になっており、負荷の高い処理を長時間実行させるときの目安として使っています。

ゲーミングPCのようにCPUやGPUに高い負荷をかけ続けるならば、温度管理は必須といえるでしょう。OS搭載の機能では確認できない情報を、リアルタイムに取得できるからです。

大切なゲーミングPCを故障させないために、こういった無料のツールをうまく活用したいところですね。