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ゲーミングPCといえばBTOパソコンメーカーから購入するのが一般的でした。
なぜなら大手メーカーのPCは、スペックに対してあまりにも高いからです。しかし、この傾向も少しずつ変わってきました。
今回は日本HPが提供するゲーミングPCブランド「OMEN」を紹介します。
大手メーカーの一角「HP」が提供するPCブランド
OMENは、HP(ヒューレットパッカード)が提供するPCブランドです。
HPといえばグローバルにPC・サーバー関連事業を展開する大企業ですよね。昔からHPのPCは多くの企業で採用され、一定の評価を得ています。
私も過去に何度かHP製のノートPCを購入しました。BTOパソコンメーカーに比べると、どことなく高級感があり、デザインも秀逸だった記憶があります。
しかし、価格性能比(つまりコスパ)については、正直なところ国内のBTOパソコンメーカーのほうが上でしたね。
そもそも、ゲーミングPC市場にそこまで力を入れていないのかな…というラインナップでした。なので、失礼を承知で言い切ると「割高」でした。
しかしOMENが登場してから、状況は一変したと言えます。なぜなら、ゲーミングPCがかなり安く手に入るからです。
戦略的意図が見え隠れするOMENのラインナップ
OMENの公式サイトを見ると、ダイレクトモデル(直販モデル)がラインナップされており、その中に20万円をしっかり切るモデルがあります。
具体的には「OMEN 25L Desktop」ですね。直販価格が189000円からとなっており、構成は以下のとおりです。
OS:Windows 11 Pro
CPU:Core i7-12700F
メモリ:HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz Intel XMP対応
ストレージ:Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD(PCIe Gen 4×4 NVMe)
GPU:NVIDIAR GeForce RTX 3060
光学ドライブ:なし
無線機能:IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.0
保証:1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)
ちなみにこの構成を自作すると、大体15~16万円ほどかかります。Core i7 12700FとRTX 3060の組み合わせだけで10万円弱ですからね。なので、直販モデルとしても相当安い部類です。
さらに検索するとクーポンやポイント還元が見つかるので、実質的な価格は16万円台に突入します。つまり、自作する場合とほとんど同じ価格ということです。
この価格はかなり研究されていて、自作ユーザーも取り込もうという意図が見え隠れします。あのHPがここまで本気になったか、と驚きました。
ほかのモデルを見ても、自作ユーザーやBTOパソコンユーザーが狙いそうなスペックを、かなりお得に販売しています。
保証もしっかりついていますし、そもそもが企業向けのPCを大量に供給していたメーカーですから、安定性も高いことは間違いないでしょう。
直販モデルがベストバイな時代も近い?
久々に直販モデルのPCを調べてみて感じたのは「各社ともにかなり力を入れている」ということですね。
LenovoやDELLでも定期的にかなりコスパが良いモデルが出ますし、OMENのようにゲーミングPC市場を本気で狙っているメーカーもあります。
また、これら大手メーカーは楽天などとの連携でクーポン配布やポイント還元を打ち出しているため、実質価格でみると最安であることも珍しくありません。
BTOメーカーほどきめ細かなラインナップは無いものの、ポイントを絞ったラインナップで攻めてきている印象です。
今後はBTOパソコンメーカーだけではなく、直販サイトもチェックしながらゲーミングPCを選んでみてください。