MSIの独自機能「コンボストライク(Kombo Strike)」とは

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PCパーツメーカーでは、独自のゲーム向け機能を提供していることがあります。今回紹介するMSIの独自機能「コンボストライク」もそのひとつ。

あまり知られていませんが非常に魅力的な機能なので、覚えておいて損はないと思いますよ。

MSIのコンボストライク(Kombo Strike)とは

コンボストライクとは、簡単に言えばMSIが提供するOC機能のひとつです。

コンボストライクに対応したBIOSが搭載されたマザーボードを使用することで、特定のCPUの性能をアップさせることができます。

ただし、すべてのCPUに対応しているわけではないようで、公式の説明によれば2022年10月時点で「Ryzen 5800X3D」が対応製品として挙げられていますね。

まだリリースされて日が浅い機能なのですが、ネットの情報ではRyzen 5800X3D以外でも動作するとの報告があり、私も何が正解なのかしっかり把握していません。

しかし、「Ryzen 5800X3Dを使うならコンボストライクがあるMSI製マザー一択」という声が多く、特定のCPUと組み合わせることでパフォーマンスが上がることは間違いないようです。

コンボストライクを使うことのメリットとしては以下が挙げられます。

  • OC機能によるパフォーマンスの向上
  • 発熱の低下
  • モード切替による上記2点の調節

実はMSI自体がこの機能の詳しい説明をあまりしていないので、ユーザーからの報告によってその有用性が広まっている状況なのです。

なので、「あまり知られていないが、使える機能」として一部の自作ユーザーが情報交換を行っています。

コンボストライクが使えるマザーボードは?

CPUの対応は今のところRyzen 5800X3Dのようですが、マザーボードはそれなりに種類が豊富です。

AMDのX570およびB550を搭載しているMSI製マザーボードであれば、

X570S Unify
X570 Godlike
B550 Unify X
B550 Unify
B550 Gaming Edge WiFi
B550I Gaming Edge MAX WiFi

などに対応BIOSがリリースされているとのこと。ただし、この一覧に無いマザーボードでも、対応していることがあるようです。

このあたりはMSIの公式サイトから問いあわせるとわかるので、気になる方は試してみてください。

X470マザーでも対応?

ここからはSNSによる情報ですが、実はこのコンボストライク、前世代(X470チップセット)のマザーボードでも使えるという報告があります。

OC機能の使用可否はマザーボードのチップセットに依存しないこともあるので、可能性はあるでしょうね。

しかし公式で正式に対応をうたっていない以上、積極的に試す理由にはなりません。

MSIの公式サイトでは「Kombo Strike Beta BIOS」を複数のマザーボード向けに提供しているので、まずは公式サイトに自分が使っているマザーボードのBIOSがアップされていないかを確認しましょう。

まだ新しい機能ですので、BIOSのバージョンが上がるたびに設定項目が増えていたりするようです。Ryzen 5800X3Dを中心としたゲーミングPCなら、試してみる価値はありそうですね。