PCゲームを趣味にすると7年でいくらかかるか

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先日、ネットのとある掲示板で「PCゲームを趣味にすると3年ごとに20万円以上かかる」という書き込みを見かけました。

おそらく、3年でゲーミングPCを買い替えることを想定しているのだと思います。3年で20万……趣味としては高額な部類ですよね。

しかし、3年という単位はPCの更新時期として中途半端だと思います。一般的には5年から7年で交換するのではないでしょうか。そこで、7年でいくらかかるのかを体験ベースでお話ししたいと思います。

PCゲームを遊ぶために7年間でいくらかかる?

まず、7年という数字の根拠ですが、以下のとおりです。

・ゲーミングPCの買い替え時期はCPUやGPUの世代交代と重複する
・1世代あたり2~3年だが、1世代ごとに更新する方はかなり稀(効果を体感できない、性能的にコスパが悪いなど)
・そのため2~3世代程度で更新するとし、大体7年でメインPCの更新が行われると仮定

実際に私も、どうしても試してみたい構成があるとき以外は、5~7年程度でメインPCを更新していますね。もちろん、グラボだけを入れ替えたりストレージを増設したりといったグレードアップは別です。

マザーボードごと入れ替える、もしくは新しいBTOパソコンを入れ替えるといった場合が該当します。

この条件のもとに、7年間でいくらかかったかを計算してみました。繰り返すようですが、あくまでも私の個人的な意見です。

7年間の総費用

総費用:約31万5000円

内訳

・2016年、BTOパソコン購入(第7世代Core i5、GTX1060、メモリ16GBモデル)…12万円
・2018年、27インチモニター購入…3万円
・2020年、GTX1650SUPER購入…2.5万円
・2021年、PC本体を自作で構築(第10世代 Core i5、メモリ16GBモデル)…12万円
・2022年、RTX3050購入…約4万円
・2022年、GTX1650SUPERを売却…-2万円

最後にゲーミングPC関連でお金を使ったのはRTX3050を購入した2022年の秋ごろでしょうか。今はそれほど重いゲームをしないので、グラボに対する投資がかなり少なくなりましたね。

7年間でミドルレンジクラスのパソコンを2回購入していて、1回はBTOパソコン、もう1回は自作にしています。2016年ころはBTOパソコンもかなり安かったのですが、コロナ禍で高騰が続いていたので久々に自作しました。

2021年から2022年の間は、2020年に購入したGTX1650SUPERを移植して使っていましたが、何となくWQHD環境で不満を感じたのでRTX3050にアップグレード。

取り外したGTX1650SUPERは2万円で売却できましたので、差し引き31万5000円の出費となりました。7年で割ると、1年あたり45000円。

ハイエンド構成の方は、もう少し高額になると思いますが、それでもプラス15万円程度だと思うので、年間6~7万円かかると考えれば良さそうです。

中古パーツの売却をうまく使うと総費用はもっと安く

上の例を見ると分かると思いますが、2016年に購入したBTOパソコンは売却していません。

もし2016年に購入した古いBTOパソコンを売却すると、おそらく6万円ほどにはなると思うので、総費用は25万円ほどになります。

そうなると、7年間での総費用は255000円で、1年あたり36500円程度ですね。CPUとGPUのグレードをもう一つ上げたとしても、年間5万円もいかないとおもいます。

年間5万円かかる趣味を高額とみるかどうかは個人の感覚によりますが、私は比較的コスパが高い趣味ではないかと思っています。少なくとも「釣り」や「車のカスタム」に比べるとかなり安いです。

少なくとも、「3年ごとに20万かかる」は少し大げさかなと。年間5万円程度で、メジャーなタイトルは満足に遊べますし、ミドルレンジクラスの性能が向上している今なら、もっと安く遊べるのではないでしょうか。