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2024年1月17日より、「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズが解禁されました。従来の4000シリーズに加えて末尾に「SUPER」が付与されるシリーズですね。
GTXの時代から「ちょっと良いグレード」として親しまれてきましたが、今回のSUPERシリーズはどのような位置づけなのか。
また、「こういうので良いんだよ」という丁度良さを出せるのかどうか。現時点での情報をまとめてみたいと思います。
RTX 40 SUPERシリーズの概要
2024年2月時点の情報によればRTX 40 SUPERは、「RTX40世代(無印)のパワーアップ版」という位置づけです。
また、これまでもそうだったように、同じ世代で後発の製品が発売されるときは「コスパの良さ」が強調されます。
RTX 40 SUPERシリーズも同様で、格上の「Ti」に迫る性能と高コスパを実現しているのだとか。
ちなみにRTX4070でのスペックは以下のとおりです。
RTX4070(無印):約84000円
・SM(Streaming Multiprocessor)数:46基
・CUDAコア数:5888基
・Tensorコア数:184基
・ベースクロック:1920MHz
・メモリ:GDDR6X 12GB
RTX4070SUPER:約10万円
・SM(Streaming Multiprocessor)数:56基
・CUDAコア数:7168基
・Tensorコア数:224基
・ベースクロック:1980MHz
・メモリ:GDDR6X 12GB
RTX4070Ti:約11万円
・SM(Streaming Multiprocessor)数:60基
・CUDAコア数:7680基
・Tensorコア数:240基
・ベースクロック:2310MHz
・メモリ:GDDR6X 12GB
スペックと価格を比較すると、無印のRTX4070よりはコスパが良いかもしれません。しかし、RTX4070Tiと比較すると、極めて順当というレベル。
特にコスパが良いという風には見えないですね。ただし、「WQHD向け」を公言しているとのことなので、フルHD環境からの脱却としてはベストバイの一つに入るかもしれないです。
旧世代のハイエンド「3090」よりも速い?
ちなみにRTX3090よりも高速であるとの情報を得たので、簡単に比較してみると
FF15ベンチマーク
・RTX4070SUPER:8400前後
・RTX3090:8300前後
という具合に、確かにRTX4070SUPERのほうが若干上回っています。
他のベンチマークツールでも同様の傾向が確認されていて、RTX3090以前のグラボを使っているユーザーならば有望なアップグレードパスになりそうですね。
RTX3090の価格は中古価格が10~11万円ですから、今からかうとなればRTX4070SUPERのほうがおすすめです。
「これで良いんだよ」にはなれないかもしれないが良シリーズ
末尾「SUPER」はどうしても「Ti」の影に隠れがちなのですが、今後はTi+SUPERのシリーズも登場するようです。
実際にRTX4070Ti SUPERが発売されていて価格は13万円ほどとのこと。こちらは、4070Tiと4080の中間という意味らしいです。
だんだんややこしくなってきましたが「SUPER」は上位グレードとの間を埋める存在と考えれば良いでしょう。
これに対してTiは「同グレード内でのハイパフォーマンス版」ですね。無印<SUPER<Tiとなります。
残念ながらコスパは特に良好ではなく、「選択肢が増えた」という程度かなと。しかし、決して割高ではないので、今後の値下がり次第では候補に入りそうです。