時代はデスクトップ2台持ちか?ミニPCの実際のメリットとは

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かつてPCゲーマー界隈では、「メインのデスクトップPC」+「サブのノートPC」という2台持ち構成が流行りました。

これは、PC自体の性能がそこまで高くなかった時代に、メインはゲーム用、サブはリサーチや事務作業用という具合に役割を分担するためです。

この2台持ち構成ですが、時代とともに意味が変わってきて、最近はデスクトップPCの2台持ちも増えている模様。具体的にはミニPCをサブPCにしている方が結構います。

意味が薄いように思えるデスクトップPCの2台持ち、実際はそれなりにメリットがあるようです。

ミニPCの機動力が超便利

デスクトップPCの2台持ちは、簡単に言えば「1台は普通のデスクトップ、2台目はミニPC」という構成ですね。

このミニPCというところがポイントです。現在のミニPCはゲーム以外ならばほぼ何でもスムーズにこなす性能を持っています。

また、壁掛けモニターやキーボードの位置など入出力デバイスを自由に配置できることから、使い方によってはノートPCよりも便利です。

さらにデスクトップ型の弱点であった「電源の確保」という問題も、モニターからの給電によって解決。

ちなみにモバイルモニタ+N100搭載のミニPCならば、車載PCとしても活躍します。車のなかでノートPCを扱うのは意外と面倒なので、キーボードとモニターを自由に配置できるミニPCのメリットが活きますね。

N100の後継でさらに性能が向上

ミニPCブームの火付け役となったCeleron N100ですが、現在のAlder-Nから次の世代のCrestmontに移行することで、グラフィック性能が向上するとされています。

Alder-NなN100はAlder Lake-Sの省電力コア(Eコア)だけで駆動するわけですが、元になっているコアの性能が向上すればそれだけミニPCの性能も上がりますからね。

また、レノボのミニPC、「Think Centre Tiny」シリーズのように、CPUにRyzen 7 proを採用するなど高性能な製品も出ています。

ミニPCの性能はどんどん向上していて、もはや4世代ほど前のミドルレンジクラスPCと肩を並べるほどです。この性能でありながら容量1L程度の超小型ですからね。

ノートPCやタブレットとの差別化が難しいところではありますが、「超持ち運びやすいデスクトップ」という実使用に即したメリットはかなり強いです。

N100搭載ミニPCは2万円台という超低価格も魅力

さらに何といってもN100搭載のミニPCは安いです。ローエンドグラボ1枚分の2万円ちょっとという価格で、PCとしての基本機能がすべて備わっています。

ちなみに中古のノートPC、つまりリース落ちのビジネスPCでも2万円代となるとかなり低スペック、もしくは古いですね。

イメージ的には6世代以上前(つまり10年近く前)のモバイル向けCPUを使っていて、バッテリーもかなりヘタっている(常時コンセントへの接続が必須)という状態。

これならばN100搭載のミニPCのほうが遥かにコスパが良いですし、モニターとキーボードさえ用意できれば使い勝手は完全に上です。

決してミニPCの信者というわけではないのですが、昔思い描いていた「ノートPCとデスクトップPCの良いところどり」をしたPCが遂に登場したかと思うと、胸が熱くなりますね。

2代目のサブPCとして、ぜひミニPCを検討してみてください。