mini-ITX、ミドルタワー、フルタワー、実際便利なのはどれ?

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2018年現在、PCケースの大きさはmini-ITX、ミドルタワー、フルタワーという3つが主流です。近年特に人気を集めているのが小型かつ省スペースなmini-ITXですよね。サブPCとしてだけではなく、メインマシンとしても十分に通用するスペックを実現できます。

しかし私自身は、もう少し大きなサイズのケースが好みです。そこで3つのうち実際便利なのはどのタイプなのかを考えてみたいと思います。

mini-ITXの弱点

mini-ITXは、ここ3年ほどで急速に普及し始め、マザーボードの種類も増えました。それに伴ってか、外見がおしゃれでスタイリッシュなPCケースが増え、自作PC特有の野暮ったさはもはや過去のものといえるでしょう。

しかしmini-ITXは、熱処理の脆弱さや拡張性の低さという弱点もあるのです。最近ではこの二つをカバーしているケースも増えましたが、ミドルタワーやフルタワーに比べるとやはりまだまだ弱いというのが実感です。

またデスクトップPCの多くは、「一旦設置したら動かさない」という方が多く、実はそれほど大きさを気にしなくて済むという点があります。省スペース性だけにとらわれるあまり、拡張性や冷却性能、静穏性を犠牲にするのは本末転倒なのではないでしょうか。

ミドルタワーやフルタワーのメリット

一方ミドルタワーフルタワーは余裕のある内部スペースの関係上非常に拡張性が高いです。特にフルタワーケースは、内部に水冷システムや大型のグラフィックボードを設置しても十分に余裕があり、静かでよく冷える環境を構築しやすいのです。

確かに大型で持ち運びには不便です。しかし前述した通り、デスクトップPCは一旦設置したら基本的には移動させませんよね。HTPCようにテレビ台の限られたスペースに設置する、という用途でもない限りは、10センチや20センチ程度は誤差だと思います。

ミドルタワークラスがベスト

以上のことを踏まえると、個人的にはミドルタワークラスのPCケースがベストのような気がします。ミドルタワークラスのPCケースは、ATX、micro-ATX、mini-ITXのすべてに対応したものが多く、大きさや値段も手頃です。

また大手BTOショップの代表的なモデルは、大半がミドルタワークラスの大きさであり、選択肢が多いというメリットもあります。拡張性や熱処理選択肢の多さ、価格面の手軽さなどを総合的に考えた時、最も使いやすいのはミドルタワーケースではないでしょうか。

最近ではBTOショップのケースもかなり高性能化していますから、ミドルタワーケースに抵抗が無い方はBTOパソコンでも十分に満足できるでしょう。