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FPSなどオンラインゲームはラグがひどすぎるとゲームプレイに支障が出たり、勝率に影響したりデメリットしかなく、可能な限り最小に抑えることが快適なゲームプレに必須です。今回はラグの原因と解消法をご紹介します。
ラグの原因はパソコンとネットワーク
ラグはパソコン性能とネットワークが原因で発生します。パソコン性能が不足すると処理が間に合わずラグを誘発し、ネットワークが遅くてもラグは発生するため、どちらがボトルネックになっているか判断するにはそれぞれについて調べる必要があります。
パソコン性能が不足している場合
CPU性能や冷却不足で一時的に性能が落ちているか調べるにはCPU使用率と温度を調べます。CPU使用率はタスクマネージャなどで確認できますが、使用率と温度を表示できるフリーソフトが豊富なため活用すると便利です。ゲームプレイ中のCPU使用率・CPU温度・スレッド別の使用率それぞれの値をチェックします。
CPU温度
CPU温度が80度以上なら冷却不足で性能ダウンしている可能性が高く、CPUクーラーだけでなくCPUグリス・パソコンケース内のエアフローまで見直す必要があります。パソコンの冷却系を全面的に改善するため、年式が古ければ買い換えも視野に入れる必要があります。
CPU使用率
ゲームプレイ中のCPU使用率が80%を超えて常に高い場合は性能不足でゲームの足を引っ張っています。CPUを上位モデルへ換装や買い換えの検討が必要です。CPUの換装はCPUクーラーや他の冷却性能も再チェックし、一緒に交換がお勧めです。特定のスレッドの使用率が高い場合はマルチスレッドよりもシングルスレッド性能重視のゲームであると考えらます。より高クロックのIntel CPUへ変更を検討しましょう。
ネットワークに問題がある場合
インターネット回線側と室内のローカルネット側の2つをチェックします。インターネット側を調べるには回線速度をチェックするサイトでPing値を計測します。Ping値は10ms前後までなら良好ですが、100msを超えるとラグの原因となります。Ping値はラグに直結するため複数回計測し安定して同じ数値が出るか見極めます。数値が変動する場合は回線の混雑やインターネットサービスプロバイダー(ISP)に問題があるため、ISPの変更を検討します。
プロバイダはケーブルTV以外をおすすめします。「CATV契約はPCゲーマーの大敵?PCゲーマーは回線品質にこだわるべき」の記事で紹介しましたが、ケーブルTV系は回線が不安定な傾向が強いです。
そもそも有線ケーブルを使ってインターネット接続すべきです。「スマホのテザリングでゲームは可能?ゲーム用回線で注意すべきこと」で解説したように無線を使用するとパケットロスにより大幅なラグが発生する恐れがあります。
ローカルネット側を調べるにはルーターにつながっているパソコンやネットワーク機をゲーミングパソコンだけにし、LANケーブルも短くして改善されるかチェックします。ルーターに接続する機器が多いほどルーターの処理能力が削られ延伸が大きくなりラグにつながります。
もしルーターがギガビット対応やゲーミングルーターでない場合は「Nighthawk XR500」のようなルーターの買い換えがお勧めです。ゲーミングルーターならネットワークのトラフィックやルーターのCPU負荷を確認できため診断が早くなり、ゲーミングパソコンへ優先してネット回線を接続できラグを軽減できます。
まとめ
ラグは原因を特定し適切な対策を取れれば少ない手間で軽減できます。パソコン側に問題がある場合は改善に大幅な改良が必要ですが、ネットワーク側なら安価に改良できる見込みがあります。オンラインゲームはPing値で勝敗が決まることもあり、ラグを解消して快適なゲームプレイを楽しみたいですね。