初めての自作PC組み立て手順2024!初心者が注意すべきポイント

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初めて自作PCに挑戦する際、失敗を防ぐコツをご存じでしょうか。実は非常に単純で「手順を紙に書いて置いておく」だけで、ほとんどの人は失敗しません。

そもそもPCを自作する手順は10ステップほどしかなく、手順を一つ一つ丁寧に行えば、初心者でも十分に完成させることができます。

ここでは、自作PCの組み立て手順と初心者が注意すべきポイントを解説します。

必要な準備を整える

組み立てを始める前に、以下の準備を整えましょう。

工具の準備

必須の工具として、プラスドライバーが必要です。静電気を防ぐために静電気防止手袋やリストストラップも用意すると安全です。

あと個人的にあると便利なのが、ルーペや手元を照らすLEDライトですね。ケース内は暗いうえに基盤の文字や隅のほうが見えないので、これらがあると安心です。

初心者のうちはどこに何があるかわかりませんしね。

作業スペースの確保

十分な広さの机やテーブルを使い、パーツを整然と配置できるスペースを確保します。

説明書を確認

各パーツにはメーカーの説明書が付属しているため、最初に一通り目を通しておきましょう。ただし全てに目を通す必要はないですね。グラボとマザーボードとケース、あとは電源のコードを確認するくらいですかね。

組み立て手順

さて、実際の手順を見ていきましょう。

Step 1: マザーボードにCPUを取り付ける

CPUソケットを確認し、ピンや向きを間違えないように注意してCPUを設置します。ソケットのレバーを固定することで、CPUがしっかりと装着されます。

Step 2: CPUクーラーを取り付ける

CPUの上に少量のサーマルペースト(グリス)を塗ります。CPUクーラーを説明書に従って取り付け、ケーブルをマザーボードの「CPU_FAN」端子に接続します。

Step 3: メモリを装着する

メモリスロットの両端のクリップを開き、メモリモジュールをスロットに差し込みます。「カチッ」と音がするまでしっかりと押し込みます。

しっかり押し込まれるとクリップは自動で閉じますが、念のため手でもしっかり閉じておきましょう。

Step 4: ストレージを取り付ける

NVMe M.2 SSDの場合は、マザーボードのM.2スロットに取り付けます。ネジで固定し、しっかりと接続されていることを確認します。

Step 5: マザーボードをPCケースに取り付ける

ケースにマザーボード用の小さなスタンドオフ(支柱)を取り付けます。ない場合もありますが、その場合はマザーボードの穴とケースの穴をぴったりあわせましょう。

完了したらマザーボードををネジで固定します。プラスドライバーが活躍する場面ですね。ちょっと長いほうが便利です。ネジを落とした場合にそなえて、LEDライトも手元に置いておきましょう。

Step 6: 電源ユニット(PSU)を設置する

PCケース内の電源ユニット用スペースにPSUを設置し、ネジで固定します。各ケーブルが接続しやすい位置に配置しておきます。最近はフルモジュラー型が主流なので、ケース内の配線は比較的自由度が高いです。

あまり深く考えず、電源にケーブルを差し込んでいきましょう。

Step 7: GPUを取り付ける

マザーボードのPCIeスロットにGPUを装着します。スロットのクリップが「カチッ」となるまで押し込み、ケースにネジで固定します。

Step 8: ケーブルを接続する

各パーツに電源ケーブルを接続します(マザーボード、GPU、ストレージなど)。前面I/Oパネル(USBや電源ボタン)とマザーボードを接続します。

Step 9: 冷却ファンを取り付ける

ケース付属の冷却ファンを取り付け、マザーボードの「CHA_FAN」端子に接続します。エアフローの方向に注意し、効率的に熱を排出できるように配置します。

基本的には「前から後ろ」に風が送られるようにとりつけましょう。天板に2つ以上設置する場合はどちらでも良いですが、まずは1つ設置して温度を見る方法がおすすめです。

組み立て後の確認

これで組み立ては完了。あとはチェックですね。

配線の最終チェック

全てのケーブルがしっかり接続されているか確認します。配線がファンに干渉していないかも重要です。

電源オンとBIOS(UEFI)の確認

PCの電源を入れ、BIOS画面が表示されるか確認します。メモリやストレージが正しく認識されているかチェックしましょう。

OSのインストール

WindowsやLinuxなど、希望するOSをUSBドライブからインストールします。

初心者が注意すべきポイント

最後に初心者が注意すべきポイントも紹介しておきますね。

静電気に注意

静電気が原因でパーツを破損しないよう、静電気防止手袋を着用しましょう。

パーツの向きと互換性

各パーツの向きや対応規格(例: DDR4とDDR5、PCIeの世代など)をよく確認します。

無理な力を加えない

パーツの取り付け時に無理に押し込むと破損の原因になります。

初めての自作PC組み立ては、丁寧に手順を進めれば初心者でも十分に成功させることができます。また、静電気で壊れることも本当になくなりました。

最近はツールフリー(ドライバーなどが不要のケース)も増えているので、あまり心配せずに、淡々と組み立てていきましょう。