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インターネットが一般家庭に普及し始めた1990年代から2000年代、フリーソフトは多くのユーザーにとって重要な存在でした。
商用ソフトに匹敵する機能を備えたフリーソフトが数多く登場し、PCを快適に使いこなすための必須ツールだったからです。
クラウドサービスが主流となった現在でも、「古いけど今でも使える」と評価されるソフトがたくさんあります。そこで今回は、代表的な優秀なフリーソフトを紹介し、その魅力に迫ります。
90年代~2000年代の優秀なフリーソフト一覧
早速、2000年代までに登場した優秀なフリーソフトを見ていきましょう。ここで紹介するのはほんの一部ですが、私が特に優秀だと感じたツールです。
Lhasa(ラサ)
概要: 圧縮ファイルを手軽に解凍できるフリーソフト。対応形式はLZH、ZIP、TARなど。
シンプルな操作性と軽量さが魅力で、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで解凍可能。当時のLZH形式の普及を支えた立役者の一つでした。
圧縮形式の種類が限られるものの、解凍用途では十分活躍可能です。
WinRAR
概要: 高機能な圧縮・解凍ソフトで、RAR形式を含む多くの形式に対応。
40日間の試用期間があるものの、試用期間後もほぼ全ての機能が利用可能(いわゆる「お試し期間が終わらないソフト」として有名)です。圧縮率の高さと安定性が支持されていましたね。
ZIPやRAR形式が現在でも広く使われており、特にRAR形式の解凍には欠かせない存在です。
窓の手
概要: Windowsのカスタマイズを手軽に行えるソフト。
Windowsの隠れた設定をGUIで簡単に変更できるツールです。スタートメニューの表示速度や、不要なシステムアイコンの非表示など、痒い所に手が届く機能を提供しています。
古いWindows(XPや7)では非常に便利ですね。最新のOSには非対応だが、レトロPCの環境整備には大いに役立つでしょう。
RegSeeker
概要: Windowsのレジストリを簡単に管理・クリーンアップするツール。
不要なレジストリエントリを検出し、システムを最適化するツールです。バックアップ機能も備えているため、安全性も高いことで有名でした。
Windowsのパフォーマンス向上や、レジストリ管理に慣れているユーザーには有用なツールです。ただし、Windows10以降はレジストリを触るツールが非推奨なので、自己責任で活用しましょう。
Susie(スージー)
概要: 多機能な画像ビューア&プラグイン対応ソフト。
特徴: さまざまな画像形式に対応し、拡張プラグインで機能を追加可能。軽快な動作と柔軟なカスタマイズ性が人気。
今でも使える理由: レトロな画像形式や一部の特殊形式に対応しており、最新ソフトでは開けない画像も閲覧可能。
JTrim(ジェイトリム)
概要: 軽量で使いやすい画像編集ソフト。
トリミング、リサイズ、色調補正など、基本的な編集機能を備えたシンプルなツール。初心者にも扱いやすいインターフェースが魅力でした。
SNS用の画像加工など、簡単な編集には十分な機能を備えています。PCで簡単な画像を編集するなら今でも使えますね。
午後のこーだ
概要: 高音質なMP3エンコーダー。
シンプルな操作でWAVファイルをMP3に変換できるツールです。日本発のソフトで、エンコード速度と音質のバランスが優れています。
ハイレゾ音源が主流になる中でも、MP3形式の軽さと汎用性は根強い需要があり、今でも愛用者がいます。
現在でも「選択肢のひとつ」としては優秀
時代の流れとともに役割を終えたものもありますが、依然として活躍するソフトも存在します。
現在のソフトにはないシンプルさがありますし、何よりもほとんど無料で使えるのは良いですね。「古き良きフリーソフト」に、ぜひ再び触れてみてはいかがでしょうか?