キーボードのチャタリングはなぜ起こるのか?原因や対策まとめ

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ゲーミングキーボードでよく見かけるトラブルの中に、同じキーが何度も入力されてしまう「チャタリング」があります。

不意に引き起こされるチャタリングに頭を悩ませたことはありませんか?一度チャタリングが起きてしまうと、ゲームを中断したりPCを再起動したりと、煩わしい復旧作業が必要です。

正直、この作業はかなりのストレスですよね。そこでチャタリングの防止法や対策について紹介します。

ソフトウェアで対策する

チャタリングはハイスペックなゲーミングキーボードでも発生しやすいため、対策が困難な問題のひとつです。しかし、ソフトウェアを使った対策では一定の効果があります。

例えば、「Keyboard Chattering Fix」というツールですね。あまり有名ではなく、なおかつ数年前のツールですが、取り急ぎの応急処置的には十分使えます。

チャタリングは、キーボードのスイッチ部分が接触不良を起こして複数回の入力判定を検知されてしまう事象なので、こういったソフトで判定を調整する方法は有効です。

また、「ccchattttter」というツールも効果があります。こちらも無料で、ダウンロード&インストール後すぐに効果がでるのでおすすめです。

チャタリングを防止する設定

チャタリングは、メカニカルキーボードで良く発生する事象です。ゲーミングキーボードの多くはメカニカルキーボードですから、あらかじめチャタリングを起こさないような設定をしておくと良いでしょう。

これはWindows機であれば「コントロールパネル⇒キーボード⇒速度」と進んでいき「表示の間隔」のつまみを調整することで行います。

この項目はいわゆるリピート入力の間隔を調整するものですが、チャタリングにも効果がでる場合があります。必要に応じて速度を変えてみましょう。

静電気の除去で治ることもある

また別の対策方法としては、内部に溜まっている静電気の除去を行うというものがあります。マウスやキーボードは使っているうちに静電気がたまり、それがスイッチに悪影響を及ぼす可能性があるのです。

そこでキーボードから電池を抜いたり、本体との接続を切ったりして、一切給電しない状態で放置します。念のため5分~10分ほど放置し、再度接続してみましょう。

静電気が原因の場合は、この方法でキー入力が安定することがあります。

それでも治らないときは……?

ソフトウェアや設定でも治らないときは、物理的な不具合を疑うべきです。特にBluetoothで通信するワイヤレスキーボードでは、通信の不具合からチャタリングを起こしやすいことがあります。

この場合は、再度ペアリングするか、キーボード自体の交換が必要になるでしょう。また、メカニカルキーボードの場合、特定のキーだけがチャタリングを起こすのであれば、物理的に故障している可能性が高いです。

こちらは修理に出すか、買い替えるしかありません。メーカーの保証期間内であれば無償交換で対応してもらえることもあるので、諦めずに連絡してみましょう。