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オンラインゲーマーならば殆どの方が何らかのLANケーブルを使用しているかと思います。しかしこのLANケーブル、いくつかの種類があることをご存じでしたか?
ケーブルによって対応している通信速度も伝送帯域も異なるのです。今回はLANケーブルとオンラインゲームの関係に迫ります。
意外と知られていないLANケーブルの種類
冒頭でも述べたようにLANケーブルにはいくつかの種類があります。現在市販されているものでは、以下の5種類が主流です。
種類・規格 | 通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
カテゴリー5(CAT5) | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリー5e(CAT5e) | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリー6(CAT6) | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリー6a(CAT6a) | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリー7(CAT7) | 10Gbps | 600MHz |
LANケーブルをよく見ると、必ずどこかにカッコ内のような表記があるはずです。また、市販されているものならばパッケージにカテゴリーが記載してあります。
2018年現在の通信環境から考えると、光回線であってもカテゴリー6もしくは6aが適合します。カテゴリー7はややオーバースペックといえるかもしれませんね。
ただし、マザーボードに搭載されているイーサネットが「10GBASE-T」対応の場合は、カテゴリー7でも良いでしょう。
オンラインゲームへの影響は?
実は通信速度に適合さえしていれば、どのカテゴリーのLANケーブルを使ってもそれほど体感速度に差は出ません。私も何度かLANケーブルを交換しながらゲームをオンラインゲーム(MMORPG)をプレイしたことがありますが、どのケーブルでもまず問題ありませんでした。
ただし、「カテゴリー5(CAT5)」のLANケーブルは避けたほうが無難です。というのも、スペックを見てわかる通り、現在の光回線(1Gbps)が登場する前の規格だからです。
また、イーサネット規格「1000BASE-T」「1000BASE-TX」にも非対応で、マザーボードの能力を十分に活かせない可能性があります。さらに最大速度100Mbpsがボトルネックになり、通信速度が低下する可能性が非常に高いです。もちろん、オンラインゲームにも影響が出ます。
実際のところは数十Mbps以上でていると、人間には違いが判らないことが多いのですが、念のため覚えておくと良いでしょう。
オンラインゲーマーはカテゴリー6a以上推奨
FPSや格闘ゲームなど、動きが激しく他プレイヤーとの同期がシビアなゲームをプレイする方は、カテゴリー6aもしくはカテゴリー7のLANケーブルをおすすめします。
実際には5e以上であればほぼ違いは感じられませんが、少しでもスペックの良いケーブルを使うに越したことはありません。また、ケーブルの形状にはフラット型・丸型・スリム型(細い丸型)がありますが、一般的にノイズの影響を受けにくいのは丸型といわれています。
できるだけ通信の品質を良くしたいのであれば、「丸型かつカテゴリー6a以上のLANケーブル」を使用してみてください。