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PCパーツの中でも品質を重視すべきパーツが電源です。ただし電源の品質は見極めが難しいため、一般的には80PLUS認証のグレードを参考にしますよね。
80PLUS認証でも「Platinum」や「Titanium」は鉄板と言えるほどの高品質ばかりですが、やはり価格も高め。
そこで、以前も紹介した海外サイト「GAMING SCAN」から2021年冬時点の電源に関する評価をまとめてみました。
GAMING SCANによる電源の品質評価(2021年12月時点)
早速、GAMING SCANから電源の品質評価を確認していきましょう。GAMING SCANでは「Tier」によって8段階の品質評価を行っています。
個人的に最上位の「Tier S」とその下の「Tier 1」まではほぼはずれが無いと考えているので、この2ランクから日本でもよく見かける電源を抜粋してみましょう。
Tier S
Seasonic PRIME Series
日本ではオウルテックから販売されているシリーズですが、550~1300Wまでのすべての製品がTier Sにランキングされています。
80PLUS認証 PlatinumおよびTitaniumに属するため、いずれも価格は高め。売れ線の650Wモデルでも約3万円です。
ただし、新品保証が12年も付属しているため、決して割高ではありません。日本で簡単に入手できる電源の中では「鉄板」のひとつですね。
Thermaltake Toughpower iRGB PLUS
こちらも日本で比較的よく見かけるサーマルテイクの有名シリーズ「Toughpower」ですが、PLATINUMの850Wモデルでも2万円強という安さが魅力。
Corsair AXi Series
コルセアAXiも、自作ファンの中では知名度の高いブランドですね。ただし、GAMING SCANでは1200~1600Wのモデルをランキングしています。
Tier 1
Corsair HX/HXi Series
コルセアのハイエンドATX電源ブランドですが、日本では850W程度の製品をよく見かける気がします。80PLUS認証はPlatinumで、容量850Wモデルが約17000円とこちらもお買い得です。
コルセアの電源はコストパフォーマンスが非常に高いdえすね。
Corsair RMi/RMx Series
HX/HXiシリーズよりもポピュラーなのがRMシリーズ。550Wから1000Wまで幅広いラインナップがあり、実用的な容量を持つ650Wモデルは1万円を切ります。80PLUS認証はGoldでありながら、Platinumと同等の品質評価を受けており、超お買い得かもしれません。
価格・品質・入手性で「Corsair RMシリーズ」が超優秀
Tier Sクラスは大体3万円以上の電源が大半を占めており、容量も大きいものばかりです。一方、Tier 1は1万円台の価格とほどほどの容量(850W未満)のモデルが多く、このあたりがコスパに優れていそうだと感じました。
特にCorsair RMシリーズは、日本でもよく見かける製品ですが、実はGAMING SCANでも常に上位にいます。日本では1万円前後で購入できるにもかかわらず、全電源の中でも上位クラスですから、これは買いでしょうね。
基本はCorsair RMで、予算に余裕があればThermaltake ToughpowerやSeasonic PRIME Series(オウルテック)を検討する、という方向性が無難かもしれません。
電源選びで迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。