マザーボード大手のAsrockがついにゲーマー向けGPUを開発

かつて「変態仕様」なマザーボードを作ることで有名だったASRock(アスロック)社ですが、今ではすっかり大手マザーボードメーカーの風格が出てきました。

廉価で確かな性能を持つ製品が多いことから、自作ユーザーからの支持を獲得しています。そのASRock社が、ついにグラフィックボード市場に殴り込みをかけるようです。

その第一弾となるのは「Radeon RX 500シリーズ」。一体どんな方法でグラフィックボード市場に参入するのでしょうか。

ASRock社の新ブランド「Phantom Gaming」とは?

ASRockがグラフィックボード市場に参入するための契機として、新ブランド「Phantom Gaming」を発表しました。

2018年3月時点では、まずPhantom Gamingシリーズの先鋒としてRadeon RX 580、570、560、550の4モデルを投入するようです。確かにASRock社の公式サイトにはこの4モデルがラインナップされていることが確認できます。

さらに注目すべきは、オーバークロッカー向けモデルとして位置付けられる「OC Certified Edition」の存在です。OC Certified EditionはRadeon RX 580及び570の2つが該当し、かなりハードなOCが可能な仕様であるとのことです。

ASRock社の公式サイト上では「世界記録を破るためのオーバークロックを実現するハードウェアとソフトウェア」とされています。AMD製GPUのOCは、nvidia製に比べるとそれほど盛り上がっていませんでしたが、今後はASRock社製品が牽引していくのかもしれませんね。

最上位モデル「Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OC」の性能は?

Phantom Gamingシリーズの最上位モデルであるPhantom Gaming X Radeon RX580 8G OCは、以下のような性能を持っています。

Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OCのコアクロック/メモリクロック

OCモード:1435MHz / 8032MHz
デフォルトモード:1380 MHz / 8000 MHz
サイレントモード:1324 MHz / 7968 MHz

  • 8GB GDDR5メモリ搭載
  • ダブルボールベアリングファン&高性能コンポジットヒートパイプによる冷却
  • 8K環境をサポート

さらに標準搭載されているユーティリティソフト「Phantom Gaming Tweak」による管理(コアクロック、メモリクロック、ファン回転数)も可能なようです。

Radeon RX580自体は、暗号通貨マイニング市場で存在感を発揮しており、ここまで本格的なゲーミングPC向けOC製品は珍しいかもしれません。

また、同じくRadeon RX580を採用したOCモデルとしては、MSIの「Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OC」と比較してみても、そのOC性能が光っています。

Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OCコアクロック/メモリクロック

OCモード:1380MHz / 8000MHz
ゲーミングモード:1366 MHz / 8000 MHz
サイレントモード:1340 MHz / 8000 MHz

Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OCでは上記の性能になっており、OCモードとゲーミングモード(デフォルトモード)でPhantom Gamingモデルが上回っていることが確認できます。

まだまだ現役なRadeon RX500シリーズ

ASRock社の本格参入でにわかに活気づくAMD製GPU市場。最近はnvidia製にやや押され気味でしたが、まだまだ現役といって良さそうです。

また、ASRock社は今後VegaシリーズやGTXシリーズもリリースする可能性が高いと言えます。遊び心やチャレンジ精神に関しては申し分ない同社ですから、OCも他社の一歩先を行くのでしょうか。

今後のASRock社製グラフィックボードから目が離せません。