RTX3000シリーズは2020年の「ベストバイ」か?

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nvidiaの最新世代(AMPEREアーキテクチャ)GPUがついに2020年9月中旬から販売開始となります。

3000シリーズは「4K環境」でのfpsが著しく向上するとの前評判から「これまでのGPUを過去のものにする」とまで言われるGPUです。

これが本当ならば、2020~2021年にかけてのベストバイになる可能性が高いです。では早速、各種情報を整理してみましょう。

RTX3000シリーズのラインナップ

RTX3000シリーズは新アーキテクチャ「AMPERE」を採用し、公式発表では2000シリーズの1.5倍以上の性能を叩き出すとのこと。

シェーダの数は2000シリーズの2.7倍、レイトレーシング用コア(RTコア)は1.7倍、Tensorコアの性能は2.7倍だそうで、総合的には2000シリーズ比で200%を達成する見込みなのだとか。

凄まじい性能アップですが、思い返してみればRTX1080とRTX2080も、性能差が2倍近くありますよね。もはや世代交代で性能2倍は、それほど珍しいことではないのかもしれません。

CPUに比べると、GPUは世代交代での性能アップが凄まじいです……。

そんなRTX3000シリーズは、2020年9月時点で以下4モデルが発表されています。

RTX3090

GPUコア AMPERE GA102
CUDAコア数 10496
メモリタイプ、容量 GDDR6X 24GB
TDP 350W
価格(米ドル) 約1500ドル

RTX3080

GPUコア AMPERE GA102
CUDAコア数 8704
メモリタイプ、容量 GDDR6X 10GB
TDP 320W
価格(米ドル) 約700ドル

RTX3070

GPUコア AMPERE GA104
CUDAコア数 5888
メモリタイプ、容量 GDDR6 8GB
TDP 220W
価格(米ドル) 約500ドル

RTX3060(予測値)

GPUコア AMPERE GA106
CUDAコア数 4864?
メモリタイプ、容量 GDDR6 8GB
TDP 175W程度
価格(米ドル) 約350ドル

RTX3090に至っては、もはや用途が思いつきませんが、おそらく4K解像度以上の環境で高fpsを叩き出すためのスペックなのでしょう。個人的にはRTX3080でも十分な気がしますが……。

なによりおどろくのはメモリ搭載量です。まさかの20GBオーバー。RTX2080でも11GBでしたから、2倍以上の大幅な伸びを見せています。このメモリ量からしても、超高解像度を想定していることは間違いないですね。

価格次第ですが、最も売れるのは3060か3070あたりではないでしょうか。RTX3060ならば、TDPを見る限り650Wクラスの電源で問題ないため、スムーズに換装できます。

ちなみに日本での発売価格は、およそ米ドル価格×1.3倍程度で考えておくと良いでしょう。

RTX3060を狙うなら11月~年末か?

RTX3060については、無印版のほかに「SUPER」「Ti」も予定されているとの情報が出ています。

これらは、RTX2070SUPER~RTX2080相当の性能になると見られており、これが事実ならばかなりコスパの良いGPUになりそうですね。

RTX2000シリーズにおけるハイエンド環境を、ミドルレンジ価格で実現できるため、RTX3000シリーズをコスパ重視で狙うならば2020年の年末がベストかもしれません。

ちょうど年末商戦でBTOメーカーもバーゲンなどを実施しますし。

RTX3000シリーズに関しては、もはやベンチマークを待つまでもなく「超高解像度環境における革命」レベルのGPUになることは間違いないでしょう。

いよいよ、「4K+レイトレ」が普段使いで楽しめる時代になるのかもしれません。