つけっぱなしでもうるさくないPCを組む簡単な方法

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現在のPCはシャットダウンや再起動がほとんど必要ありません。数年単位でつけっぱなしでも、何ら不具合が生じず、故障もしません。そのため、在宅時は常につけっぱなしという人も珍しくないでしょう。

何を隠そう、私もその一人です。しかし、あまりにくもPCがうるさいと睡眠の妨げになります。そこで、つけっぱなしでもよく眠れるPCにするための簡単な工夫を紹介したいと思います。

ファンレスモデル構成はおすすめしない

GPUと電源をファンレスモデルに変更し、ケースファンを全て取り払うと、確かにファンの音はほとんどなくなります。

しかし、ファンレスモデルはそれほど多くありませんし、パーツの選択肢が狭くなるため、あまりおすすめしません。

また、ファンレスモデルは省電力構成でこそ良さがでるもので、ゲーミングPCには適していません。音のためにスペックを落とすのは本末転倒ですからね。

資金に余裕があるならば水冷構成が吉

水冷PCにすると、PCの騒音はほとんど気にならないレベルになります。最近は簡易水冷キットが豊富に出回っているため、誰でも比較的簡単に水冷PCを作ることが出来ますよね。

しかし、水冷はやはりお金がかかるものです。また、液漏れのチェックなど定期的なメンテナンスも必要です。

冷却能力と静音性を両立するにはもってこいの方法ですが、手間やお金の面でちょっと難がありますね。

ファンの数と大きさを変える

実は、「ファンを大型化し、数を増やす」ことで静穏化が可能になることがあります。

つけっぱなしでもうるさくないPCを目指すのに、わざわざファンの数を増やす……?と思うかもしれませんが、実は最も手軽で効果が高い方法です。

PCを「うるさい」と感じる原因となっているのは、「高周波の風切り音」です。これは、小口径のファンを高回転で稼働させることで発生します。

なぜ小口径のファンを高回転で回す必要があるかといえば、ファンの数が少なく、十分な風量を確保できていないからです。

ということで、「ファンを大型化して低回転で回し、なおかつ数も増やす」ことで十分な静音化に結び付くというわけです。

おそらく、1個1000円程度の12センチ~15センチ角静穏ファンを3つ程度設置すると、1個あたりの回転数は1000rpm以下で十分なはずです。

夏場以外は800rpmくらいでも問題ないでしょう。このくらいの回転数ならばケースさえそれなりならほとんど無音です。

こうすることで大抵のPCは「つけっぱなしでもぐっすり眠れる」程度には静かになります。もちろん、十分に冷える状態は維持できますよ。

個人的には「大きめのファンを増設し、ゆっくり回す」方法が最も手軽で安い方法かなと感じています。