要注意!IntelとAMDでCPUのTDPはかなり違う

CPUの消費電力や発熱を推測できる値として「TDP」があります。最近は省電力かつ高性能がブームですから、TDPでパーツを選ぶ人が増えました。

しかし、ここで注意したいのが「TDPの測定方法」です。TDPの計算方法は、IntelとAMDで大きな違いがあります。一体どのような違いがあるのでしょうか。

IntelとAMDで異なる「TDPの計算方法」

ゲーミングPCに搭載されているCPUは、ほぼ「Intel製」か「AMD製」かの2択です。しかし、この2社は以下のようにTDPの計算方法が違うため、単純比較はできません。

IntelのTDP

アイドル時の電力(W)と高負荷時の電力を合算し、その平均値をTDPとして記載している。スペックに記載されているTDPは低くても、実際の高付加時には熱や消費電力が大きくなる(スペックよりも高くなる)可能性が高い。

AMDのTDP

高負荷時の最大電力(W)がTDPとして記載されている。つまり、基本的にはスペックに記載されているTDPを上回る可能性が極めて低い。ただし、冷却が不十分な場合は、TDPを維持する過程でクロック制御がかかるため、注意が必要。

このように、Intelが平均値を採用している一方で、AMDは最大値がベースになっています。しかし、どちらの場合でも冷却が重要になる点では違いがありませんね。

冷却が不安ならTurbo BoostやXFRに注目

最近のCPUは、一定の範囲内で動作クロックをブーストさせる「疑似オーバークロック機能」を備えているものが増えましたよね。Intelであれば「Turbo Boost」、AMDであれば「XFR(Extended Frequency Range)」や「Precision Boost&Pure Power」などが該当します。

これら疑似オーバークロック機能は、負荷に応じてCPUの処理能力を高める一方、発熱量を増やしてしまいがちです。そのため、冷却に不安があるならば、これらをOFFにした状態で運用してみましょう。

疑似オーバークロック機能のon/offはBIOS上か、Windowsの電源オプションから行えます。電源オプションを使用する場合は「”最大のプロセッサの状態”を100%未満で固定する」ことがポイントです。

本来なら、冷却能力の高いCPUクーラーやグリスに差し替えるべきなのですが、予算や時間の関係で難しい場合には、こういった応急処置が効果的です。

消費電力対策なら小まめなシャットダウンも

一昔前は「頻繁にPCをOn/OFFするよりもつけっぱなしのほうが電気代が安い」という説がありました。確かに起動時の電力や時間が大きかった昔であれば、この理屈は通るかもしれません。

しかし、最近のPCはいずれも起動時間が短く、起動時の消費電力もかなり小さいため、小まめに電源を落としたほうが電気代は安くなります。スリープや休止モードを上手く活用してみましょう。

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