ケースファンの音がうるさい…と感じた時に試すべきこと

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ゲーミングPCは冷却性能がとても大切になるため、複数のケースファンを搭載していますよね。しかしファンの数が増えるごとに、騒音に関するトラブル発生の確率もあがっていきます。

そこで「ファンを交換したら何だか妙にうるさい…」と感じたときの、チェックポイントを解説します。

ポイントは「ファンの回転数制御」

ゲーミングPCで使われるマザーボードには、ファンの回転数を制御する仕組みが搭載されています。

この機能は、BIOSやファンコンツール上から使うことができ、CPUやマザーボードの温度に比例して回転数が上下するようになっています。

ところがこの機能、使い方を間違えると、騒音のもとになってしまうことをご存じでしょうか。ファンを交換してBIOSから回転数制御を実施したものの、常にファンが高回転で回ってうるさい…という事態ですね。

このような事態には、設定上のミスが絡んでいます。具体的には「PWM制御」と「DC制御」がファンの仕様と噛み合っていないのです。

PWM制御とDC制御とは

一般的にケースファンやCPUファンを制御する仕組みとしては「PWM」と「DC」があります。

PWMとは、「Pulse Width Modulation」の略称で、半導体を使った電力を制御する方式の1つです。オンとオフの繰り返しスイッチングを行い、電力の出力を制御します。

もう少し詳しく言うと、一定電圧の入力から、パルス列の「オン」と「オフ」の周期を作り、オンの時間幅を変化させる方式です。PCケースのファン制御によく使われており、「4ピン接続のファン」はPWM制御ですね。

これに対しDC制御は、単純な電圧の上下でファンの回転数を制御します。あまりにも電圧が弱いと回転数を制御できなくなるため、制御の範囲が狭いのが特徴です。

3ピン接続のファンがDC制御だと考えてください。PWMよりもざっくりとした制御になりがちで、「温度に応じて徐々に回転数を上げていく」「規定温度数未満の場合はファンの回転を止める」といったきめ細かな制御はできません。

マザーボードの中には、この2つの制御方法のどちらにも対応しているモデルがあります。また、ケースファンも3ピンか4ピンかで対応する制御方法が決まっています。

もし、マザーボード上の制御方法を「PWM」に変更したとしても、接続されているファンが3ピンのDC制御対応の場合は、まったく制御がきかずに常時高回転になる場合があるのです。

これが予想外の騒音となり、「ファンを新設して回転数制御も設定したのに、音がうるさい…」といった事態を招くわけですね。

繰り返すようですが、ケースファンは「3ピンがDC制御」「4ピンがPWM制御」です。もし、4ピンのファンはDC制御にも対応可能ですが、3ピンのファンはPWM制御に対応できません。

したがって、3ピンと4ピンのファンが混在する場合は、DC制御に切り替えて運用するのがベストだといえるでしょう。

ただし、DC制御は600rpm以下には設定できないことがほとんどですから、「セミファンレスレベルの静穏性」は期待しないほうが良いでしょう。

可能な限り4ピンのPWM制御でファンを統一しよう

このように、静穏性を求めるならば、PWM制御が可能な4ピンのファンで統一すべきです。最近のマザーボードは、大半が4ピンのPWM制御に対応しているため、ぜひPWM対応ファンをそろえてみてください。

個人的には、14センチファンを600rpm以下で回すのが好きですね。風量と静穏性を両立しやすいため、おすすめですよ。