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先日、数年ぶりにネットオークションでPCパーツ(GPU)を売却しました。徐々にGPUが安くなってきたので、そろそろ買い替えようかなと思い、古い予備パーツを売りに出したんですね。
しかし、久しぶりだったため色々と忘れているところがあり、売却するまでに少し工夫が必要でした。
今回は「売るのが面倒くさい」「なかなか入札されない」といった方にPCパーツ売却のコツをまとめて解説したいと思います。
ネットオークションは「履歴」がわかることが大事
まず、PCパーツに限らずネットオークションでしっかり売れる品物の特徴をおさえておきましょう。
ネットオークションやフリマは、売り手の顔が見えませんし現物も手元にありません。そのため、商品説明がとても大切です。
例えばGPUならば
- 使用年数
- 使用環境と用途(どのくらいの負荷をかけ、何に使っていたか)
- 動作状況や傷などについて
をしっかり記述することで閲覧者が受け取る情報量が多くなり、安心して入札しやすくなります。
試しに、まったく同じ商品を詳細な説明ありの場合となしの場合で同時に出品してみてください。入札件数やウォッチリスト(お気に入り)への登録数が明らかに変わるはずです。
ネットオークションを利用する人々は、中古であることや使用感があることにはそれほど抵抗がありません。
しかし「どんな過去があるのかわからない品」には強い抵抗を示します。故障リスクや不良品リスクが推測できないからです。
たとえ少しくらい使用感があったとしても、上記のような説明をしっかり書くことで閲覧者は「事前にリスクを推測できる」ようになり、落札価格との比較することができるわけです。
具体的な商品説明欄の例
実は先日売却したGPUは、2回目の出品(再出品)で落札されました。そうです、1回目は入札が無かったんですね。
久しぶりだったので出品のコツを忘れており、なんとなくささっと短文で出してしまいました。また、開始価格が高すぎたことも理由の一つだと思います。
開始価格は低ければ低いほどお気に入りやウォッチリストが増えます。つまり「検討者」が増えるんですね。なのであまり高くしすぎるとNGかもしれません。
再出品では、1回目のよりも開始価格を10%ほど下げ、以下のように商品説明を記述しました。
「買い替えのため出品します。購入時期は○○年○月ころで、使用年数は○年です。
主に○○(ゲームタイトルなど)をプレイするために使用しておりました。高負荷環境では使用しておらず、タスクマネージャでの平均的なGPU使用率は大体○○%くらいでした。
非喫煙環境で使用しており、取り外す直前まで動作に問題はありませんでした。また、傷や歪みもありません。HMDIポートのカバーを紛失してしまいましたが、実使用上は問題ありません。」
大体こんな感じですね。あとは質問があれば随時回答していきますが、中古PCパーツに関しては有識者が購入していくのでそれほど質問は多くありません。
また、写真は「基盤(ファンがついていない裏面など)」「端子(PCIeスロットの差し込み部分)」「ファンの羽など駆動する部分」をアップで、かつ高画質でしっかり撮影すると印象が良いみたいですね。
意外と短時間で売れる
実は落札されるまで3~4日はかかるのかなと思っていましたが、実際は1日半で落札されました。
価格も納得のいくもの(新品購入時の85%ほど)でしたし、発想の手間も本当に小さくなっていますね。このあたりは昔のネットオークションよりも進化しています。
特に発送伝票を手書きで作成する必要がなくなったので、とても効率的です。今はコンビニや郵便局で発送伝票を生成するQRコードを発行して終わりなんですよね。
個人的にネットオークションでの中古パーツ売却は面倒なので避けてきましたが、ここまで手軽になっているならまた利用しても良いかなと感じました。