ゲーミングPCの消費電力はどのくらいまで許容できるか

ゲーミングPCは使用時間が長く、消費電力も大きいために、実は家電の中でもトップクラスに電気代がかかるデバイスです。

いわゆる「ネトゲ廃人」状態になると、1人暮らしにもかかわらず電気代だけで1万円を軽々と超えてしまいます。いくらコスパが高いゲーミングPCを構築しても、ランニングコスト(電気代)が嵩んでしまっては意味がないですよね。

そこで、一体どの程度の消費電力ならば「電気代」として許容できそうなのかを試算したみたいと思います。

ゲーミングPCのざっくりとした電気代

まず、簡単にゲーミングPCの電気代を試算してみましょう。

ゲーミングPCと言っても、スペックによって消費電力はさまざまです。そこで、ミドルレンジクラスを想定して計算してみたいと思います。

ミドルレンジクラスの場合、大体CPUが65W、GPUが120~160W程度ですから。この2つで200W/hとします。

これに、ストレージやファンなどの電力をざっくり計算して50W/h程度。ということで、250W/h程度が1時間の消費電力量となります。

これに1時間当たりの電気代単価を掛けてみましょう。大手の電力会社では1kwhあたりの電気代単価が大体20円です。

1kwh=1000whですから、250÷1000×20=5円。つまりミドルレンジクラスのゲーミングPCをそれなりの負荷で動かしたときの電気代は、1時間あたり5円となります。

これを1日に8時間、一か月あたり25日続けたとすると「5×8×25=1000円」です。意外と安いですね。ただし、これにモニターの消費電力も加わりますから実際にはもう少し高くなります。

また、ゲームをしていない時間はアイドル状態でつけっぱなしにした場合も、少し高くなりますね。

毎日10時間以上ゲームをする、となるとかなりの廃ゲーマーですが、このレベルでもPC単体の電気代は1500円に満たないでしょう。

ただし、ハイエンドクラスになると消費電力が400W以上になることもあるため、電気代に与えるインパクトがかなり大きくなってきます。400Wで試算すると、大体PCだけで月間の電気代が1500~2000円に達します。

稼働時間よりもCPUとGPUの消費電力のほうが電気代に与える影響は大きいと言えるでしょう。

個人的な「電気代の許容範囲」

私の経験から言うと、ミドルレンジクラスのゲーミングPCならいくら使っても「電気代が高い」とは感じにくいです。

ゲーミングPCは常に最高出力を出すわけではありませんから、実際には上記の試算よりもずっと電気代が安くすみます。

しかし、ハイエンド構成を長時間、それなりの負荷で利用するとさすがに「あれ?」という電気代になることが多かったですね。

1人暮らしの場合、まったく節電を意識せずに1Kや1Rで生活すると、大体月間の消費電力量は400kWが上限ではないでしょうか。

家を空ける時間が長いと、せいぜい200kwという人も多いです。これが、ゲーミングPCを長時間稼働させることで一気に3割増しになったりします。

さすがに3割も電気代があがると気がつかない人はいませんから、徐々に電気代が気になってくるわけですね。

個人的には、消費電力300WあたりのゲーミングPCが境界線かな、と感じています。ちょうどミドルレンジとハイエンドの境目となるような消費電力ですよね。

ゲーミングPCの省電力化は、節電よりもはるかに効果が高いので、スペックや価格と共に消費電力についても気を付けたいところですね。年間で数万円の差になることも珍しくないですから。