2コア高クロックと4コアならどちらが買いなのか

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CPUのマルチコア化が進んでいます。最近では6コア以上も珍しくなくなり、2コアは完全にエントリーレベルになりましたよね。

その分価格も安いです。しかし、一部のゲームではコア数よりもコア自体のクロック数が重要なこともあり、わざわざ高いCPUを買う必要があるのか?と疑問に感じる方も少なくないでしょう。

果たして、高クロックな2コアCPUと一般的な4コアCPUは、どちらが「買い」なのでしょうか。

マルチコア非対応タイトルなら2コアがやや有利

あくまでも一般論ですが、ゲームタイトル自体がマルチコアに対応していなければ、2コアでも十分な動作が見込めます。

むしろ、高クロックにOC(オーバークロック)した2コア製品のほうがFPS的に有利になることもあるのです。

例えば、「Core i3-7350K」ですね。2コア4スレッドですが、5GHz付近までOCが可能です。Kaby lake世代のCPUを5GHz動作させれば、1コアあたりの処理能力は非常に高くなります。

価格は17000円から18000円前後なので、4コアのi5を買うよりも圧倒的にコスパが良くなるでしょう。例えば「Core i5 7640X」は4GHzで価格が30000円近くしますから。

グラフィックボードにGTX1060あたりと搭載すれば、現状のほとんどの有名タイトルに対応したゲーミングPCが構築できます。

60FPS以下なら2コアOCが吉

ゲームをどの程度のFPSで遊ぶか、という話題で一つの区切りになるのが60FPSです。

大抵のゲームタイトルで、カクつきをほとんど感じずに動作するレートが60FPS付近になっています。

正直なところ、100FPS以上を求めなければそれほどハイスペックなPCを要求されないのが最近のトレンド。

特に60FPS以下で十分に満足できるのであれば、2コアCPUのOCで十分に実現できますし、4コア製品と比べても殆ど差が出ません。

サブPCやゲーミング専用PCなら2コア版はお得!

以上のことから、最先端のマルチコア対応タイトル以外は、2コアCPU(Core i3など)のOC版(Kが末尾についてるもの)がおすすめできます。

OCすればゲーム以外の用途でもキビキビ感が増しますし、ストレスはかなり軽減されるでしょう。何よりも安いですしね。

4コア以上は万能型のCPUが増えるので、用途が限定されていたりサブPCとして使用したりする場合は、2コアの高クロック版でも何ら問題ないわけです。

ただし、ハイエンドなグラフィックボード(GTX1060よりも上のスペック)からは、4コア以上のCPUがおすすめです。

CPUの性能がボトルネックになり、グラフィックボードの性能が発揮しきれないことがありますから。4K対応や100FPS以上の環境を構築するなら、4コア以上のミドル~ハイエンドCPUを採用していきましょう。