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ゲーミングPCの高性能化によって、サブマシンの必要性が年々低下しています。マルチコア化が進んだ今、モニターさえ用意すればマシンは一台で十分ですからね。
しかし、あくまでも私の体感ですが中古ノートPCをサブマシンとして使用する人が徐々に増えている気がします。なぜ中古ノートPCなのか、サブマシンとして本当に役に立つのかを考えてみたいと思います。
まともな中古ノートPCが手に入りやすくなった
ここ数年で、中古ノートPCを取り扱う事業者が増え、2世代~4世代前の中古ノートPCが入手しやすくなっています。Intel であればCore iシリーズの第6世代から第8世代(6000番台~8000番台)が載っているPCですね。
モバイル向けのCPUですから、デスクトップ向けのCPUよりも性能は落ちますが、それでも2コア4スレッド、4コア8スレッドといったスぺックであれば十分に実用的です。
こうした中古ノートPCは、しっかりとメンテナンス・オーバーホールを行ったうえで出荷されているため、保証もついています。
価格は3~6万円程度がボリュームゾーンでしょうか。BTOショップはもとより、ヤマダ電機のような大手チェーンでもアウトレット商品として扱っています。
ただし、中古ノートPCの大半はビジネス用途をターゲットとしており、GPUの能力が最低限におさえられているものばかり。「ゲーミングPCのサブマシン」としては使いにくい側面があります。
しかし、クラウドの発達でこの常識が覆ろうとしています。
クラウドゲームサービス、リモートゲームサービス用途では有望
Nvdiaの「GoForce NOW」、Googleの「Stadia」、Sonyの「PlayStation Now」といったクラウドゲームサービスが徐々に一般的になってきました。
こうしたクラウドゲームサービスでは、ローカルマシン(手元で直接操作するPC)の性能はあまり重要ではありません。
ゲームの描画処理や演算処理はクラウドゲームサービスを提供するベンダーのハイエンドマシンで行われ、ローカルマシンではその結果を表示するだけだからです。
もちろん、最低限の描画性能は必要ですが、CPU内蔵のGPUで十分に対応できるレベルです。
さらに、PS5の「リモートプレイ」のように、外出先から家庭にあるPS5へインターネット経由で接続し、外出先でPS5のゲームを楽しめるというサービスもあります。こちらも、実際に操作するのは型落ちの中古PCで全く問題ありません。
このように、クラウド・リモートのサービスでは良質な中古ノートPCがゲーム用端末に早変わりするため、非常に相性が良いのです。
以前ならばGPUが搭載されていないために使い道が無かった中古ノートPCでも、軽量・高耐久なビジネス向けのモデルであれば優秀なゲーミングPCに成り得ます。
クラウド・リモートサービスのお試し用で一台所有はアリ!
私の個人的な感想としては、クラウドゲームサービスやリモートゲームサービスのプレイ用に中古ノートPCを一台所有するのは、「アリ」だと思います。
法人向けに作られたビジネス用中古ノートPCであれば、本当に安く使いやすいモデルが手に入る時代です。
中古ノートPCは移動先でも気を遣わずにガンガン使えますし、クラウドゲームサービスを安く遊び倒すには最適な素材だと思われます。
クラウド全盛の時代に、普段使いのクラウド専用マシンをもう一台買うのも悪くないかもしれないですね。