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PCのアップグレードを考えたとき、どうしても予算が足りないことが出てくると思います。そんな時に便利なのが中古パーツです。しかし、PCパーツによって安心度が異なることも覚えておきたいところ。果たして、中古品でも安心できるのはどのパーツなのでしょうか。
最も影響が軽微な「PCケース」
私の個人的な経験から言うと、PCケースは中古品であっても比較的安心できます。もちろん、デザインや内部構造に不満がない、という前提があってこそですが。
PCケースは何年も使いまわせるもので、どこかが大きく損傷していなければ、通常使用には殆ど問題ありません。ただし、「サビ」や「歪み」には注意したいところ。特に歪みがあるとファンの回転によって「ビビリ音」が発生する原因となり、静音性が著しく落ちます。
意外と劣化が少ないCPUとGPU
これまで何度かCPUやGPUを中古で購入しましたが、問題が発生するケースは極めて稀でした。いずれもBTOショップや中古パーツ専門店から購入したのが良かったのかもしれません。
この2つは精密さでPCパーツの1、2位を争う存在です。しかし、無理なオーバークロックをしたり、高熱で常用したりといった場合を除き、劣化は少ないもの。
使用環境にもよりますが、それほど大きなトラブルに遭ったことがありませんでした。熱や高付加によって故障することを考えると「オーバークロック可能モデルを避ける」と良いのかもしれません。
理論上劣化しないメモリは何故か不具合が多い
メモリは理論上、物理的な欠損が無い限りは劣化しないとされていますが、度々不具合に見舞われました。劣化は少なくても、マザーボードや電源との相性が出てしまうことがあったからです。正直なところ、相性問題は運に左右されます。
できればBTOショップなどの相性保証を利用して、購入すべきパーツだと思いますよ。
最も慎重になるべき「電源」
個人的に、中古で購入すべきではないと考えているのが「電源」です。電源の劣化は、見た目では全く判断できません。その一方で、劣化した電源を使ってしまうとPCパーツ全ての挙動がおかしくなります。
まず十分な電力が供給されないことで、CPU、メモリ、GPUの動作が不安定になり、高負荷に耐えられなくなります。また、元々品質が良くない電源の場合は、そもそも表示されている出力を下回っているばかりか、内部のホコリによって火花が出ることもあるほどです。
電源は地味ですがPCの土台を支える最重要パーツですので、できるだけ新品かつ80PLUS認証が付与されているものを購入しましょう。
どのパーツにも言えることですが、中古品の購入は「自己責任」です。できるだけ故障のリスクを低くするために、中古であってもBTOショップや中古専門ショップなど、「検査と保証」がしっかりとした場所で買うようにしましょう。