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ゲーミングノートPCは、高額なデバイスです。15万円から20万円以上になることも珍しくありません。また、デスクトップPCよりも小型なことから、中古での売買も盛んです。つまり、盗難の対象としてはうってつけの存在。
薄くて軽くて高い製品の宿命とでも言えるでしょうか。では、高価がゲーミングPCの盗難をどう防げば良いのか、その対策を考えてみます。
常に携帯して目を離さない
最もアナログかつ確実な方法は、これでしょう。しかし、常に携帯して目を離さないのは当たり前のことですよね。問題は、「ちょっと目を離した隙に」「トイレや電話で離籍した隙に」盗まれてしまうことです。
したがって、この対策はほぼ意味がありません。しいて言えば、パスワードロックをかけて自分以外が使用できないようにすることで、盗難の抑止力になります。
しかし、そもそもストレージを入れ替えかえて、OSを再インストールすれば使えてしまいます。
ワイヤーロックで固定する
オフィス利用ではよく見られる対策です。しかし、こちらはオフィスのセキュリティ対策の建前上、やらないわけにはいかないのです。
また、プライベートなシーンでは、ワイヤーロック固定は難しいでしょう。例えば、カフェやレストランでワイヤーロックが可能でしょうか?ワイヤーロックには、「動かないこと」が前提の重くて丈夫なデスクなどが必要ですが、それを確保できるでしょうか。
ちなみに、工業用の小型ワイヤーカッターで切断すれば、数秒で盗まれてしまいます。
盗難防止のIoTデバイス「TRENE」を使う
3つ目の方法は、IoTデバイスを使って、音を鳴らすことです。盗難を試みる人間は、大きな音で注目が集まるのを嫌います。
そこで超小型のIoTデバイス「TRENE」を使い、PCが少しでも動いたらアラームが鳴るようにするのです。TRENEは円錐上の形をしており、スマートフォンとBluetoothでペアリングできます。その後、PCの上に置いて起くと、振動を感知してアラームを鳴らす仕組みです。
もし自分が目を離した隙に、誰かがPCを移動させようとすれば、即座にアラームを鳴らしてくれるわけです。また、ペアリングしたスマートフォンがTRENEに設定した範囲内に入ると、アラームが消えるため、誰が持ち主なのかがわかります。
高額なゲーミングノートPCは盗難の対象になりやすいものの、固定が難しいです。物理的な固定よりも音で盗難を知らせるアイテムのほうが向いているかもしれません。