銀軸キーボードとは?青軸との違いやおすすめモデル

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かつてはメカニカルキーボードといえば「青軸」と言えるほどの時代がありました。青軸のクリック感はキータッチ、打鍵音はゲーマーの心を掴んで離さなかったのです。

しかし、軸の種類が増えていくとユーザーの好みも細分化し、今では比較的マイルドな軸が人気のようです。中でも銀軸は、エレコムをはじめ有名メーカーが多数採用しています。

今回は銀軸キーボードの魅力や青軸との違いについてまとめてみました。

銀軸の特徴

メカニカルキーボードに使用される銀軸には以下の特徴があります。

軽快なタッチ感と反応の速さ

銀軸は軸のスイッチが作動するための力が小さいため、軽いタッチでキーが反応しやすく、タイピングがスムーズになります。また、反応速度が速く、連打入力に向いているとされています。

反応速度の速さは、「アクチュエーションポイントが浅いこと」に起因していますね。一般的な青軸のアクチュエーションポイントが2.2mmほどなのに対し、銀軸はその半分程度(1.2mm)です。

静穏性が(比較的)高い

銀軸を採用したキーボードは、キーストローク時の音が青軸に比べてかなり静かです。この静穏性がオフィスや共同作業スペースなど、周りの人に迷惑をかけずに入力を行いたい層からの需要を満たしています。

ただし、あくまでも「青軸に比べて」というレベルです。パンタグラフやメンブレンに比べると、カチャカチャ音はかなり出ますので、静穏性を最も優先される方は注意してください。

耐久性が高い

銀軸は、メカニカルキーボードの中でも最も耐久性が高いとされています。スイッチの寿命は一般的に8000万回以上とされ、メカニカルキーボードの平均(5000万回)をはるかに上回っていますね。

なぜ銀軸が人気?

銀軸が急激に伸びてきた背景には、おそらくFPSやMOBAといった「打鍵スピード」を要求されるゲームの台頭があるでしょう。

青軸が人気を集めていた時代にもFPSプレイヤーはいましたが、その大半は男性で、なおかつキーボードにも強いこだわりを持つ層でした。

純粋なキーボードとしての性能を考えれば、青軸はそれほど優秀ではありません。しかし「打っている感」「作業感」が一種の中毒的な魅力を持つため、好んで使い続ける人が多かったように思います。

一方、銀軸は「実用性重視」です。赤軸並みに静かでありながら、反応が早く、ストロークは短く、それでいてクリック感もある。指の力の弱い子供や女性、手の小さい方でも扱いやすいのが銀軸です。

まさに「人を選ばない」軸であり、FPSやMOBAのプレイヤー層が拡大するにしたがって、評価されてきたのだと思います。実際に銀軸は非常に打ちやすく、クセがありません。

キーボードに慣れるまでの時間が短くて済み、すぐにゲームを楽しめるのが銀軸の強みなのです。

銀軸を採用した優秀なキーボード

最後に、個人的に優秀だと感じた銀軸採用キーボードを紹介します。

FILCO Majestouch 2SS Edition Tenkeyless MXスピードシルバー軸

あの有名メーカーFILCOのメカニカルキーボードでありながら14000円という低価格が魅力です。テンキーレス仕様で銀軸採用と、ゲーミングPCにもしっかりマッチします。

>> FILCO Majestouch 2SS Edition Tenkeyless MXスピードシルバー軸の詳細

Logitech G915 TKL ワイヤレス シルバー軸

ワイヤレスならG915がおすすめです。価格がちょっと高めですが、超低遅延でゲーム以外にもしっかりつかえるワイヤレスゲーミングキーボードといえばこれですね。

シンプルで高級感のある外観、ロジクール製キーボードでおなじみのヘアライン加工のアルミ天板など、見た目もかなり良いですね。

>> Logitech G915 TKL ワイヤレス シルバー軸の詳細

実は日本のロジクール G913の原型なのですが、日本ではおそらく販売されていません。海外の通販サイトで購入しなくてはならないの玉にキズですが、ちょっと無理をしてでも購入する価値はあると思います。

ちなみに海外の通販サイトで購入すると送料込みで3万円を超える可能性があるため、リアルフォースなどと競合します。ワイヤレスの部分に価値を見出せるかどうかでしょうね。ぜひ参考にしてみてください。