ゲーミングPCとビジネスPC、一体どんな違いがあるのか

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

BTOパソコンを初めて購入するにあたり、「ゲーミングPC」と「ビジネスPC」でどこが違うのかを考えたことがありませんか。私も最初は「ケースが違うだけではないの?」と思っていました。しかし、細かなところで様々な違いがあり、それぞれにメリットがあるのです。

この違いを知っておくとゲーミングPCの価値をよく理解できるはずですよ。

「ゲーミングPC」と「ビジネスPC」の決定的な違い

この2つの決定的な違いは、「GPU性能」であると断言できます。ほとんどの場合、搭載しているグラフィックボードの性能が全く異なるのです。

ビジネスPCでは、その大半が「CPU内蔵グラフィック」です。文書作成や表計算、パワーポイントでの資料作成程度であれば、CPU内蔵グラフィックで十分だからです。

一方、ゲーミングPCはグラフィック能力が命となるため、グラフィックカードを搭載しています。最近の主流はGTX1050Ti~GTX1080Tiですね。特にGTX1060、1070Tiあたりが人気のようです。

しかし、ここでひとつの疑問が発生します。その疑問とは、「単にGPU能力だけの違いなら、安いビジネスPCにGPUを搭載すればよいのでは?」ということです。

ゲーミングPCは「総合性能」が命

ゲーミングPCは、単にGPUやCPUが高性能であれば良いというものではありません。ビジネスPCよりも長時間にわたって高負荷がかかりますし、多くの電力を必要とします。

同じCPUやGPUを使っていても、時間当たりで見た平均的な動作クロックは全く違うのです。また、CPUやGPUを支えるマザーボードや電源の性能、熱処理対策でもビジネスPCを超えています。

「大量の電気を使い、パーツに高い負荷がかかっても壊れない」ことがゲーミングPCの強みなのです。

また、OC耐性があるパーツを使っていることもゲーミングPCの特徴と言えるでしょう。パーツの性能を規定値以上に引き出し、問題なく動作させるためには、OC耐性が必須です。

これは特にマザーボードやメモリが該当します。この2つにOC耐性がないと、PC全体の寿命が短くなるのです。ゲーミングPC仕様のマザーボードはVRMフェーズ数が多かったり、コンデンサが高品質だったりします。

メモリについても、ヒートスプレッダが搭載されていて、高クロック動作が可能なチューニングが施されています。さらに、電源も変換効率が高く、良質な電気を漏れなくパーツに供給するような仕組みが整っているわけです。

このように、CPUやGPU以外でも、マザーボード・メモリ・電源といった各パーツでゲームに適した仕様となっており、総合的に1つの作品としてまとまっているのがゲーミングPCだといえます。

初心者にはBTOパソコンが最適

このようにゲーミングPCは総合力が重要なため、パーツ間の相性やバランスがとれているBTOパソコンが強みを発揮します。特に初心者であれば、ゼロから自作するよりも、BTOパソコンを買って徐々にカスタイマイズしていくほうが良いでしょう。

このとき、できるだけマザーボードや電源の品質が良いものを選んでいきたいですね。この2つがしっかりしていれば、カスタマイズの自由度が一気に上がりますから。

ドスパラmouseパソコン工房の大手3社は特に要チェックです。実績のあるゲーミングPCブランドが豊富で、自作するよりも安くゲーミングPCを入手できるでしょう。