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ゲーミングPCのOSとして旧バージョンのWindowsを使っている方は注意が必要です。なぜなら、Windows10以外では最新GPUの恩恵が受けられなくなる可能性が高いのです。
また、Windows10以外のOSは、サポート期限に注意しなくてはなりません。今回はWindows10に乗り換えるメリットや、サポート期限について紹介します。
なぜWindows10に乗り換えるべきなのか?
2018年秋に発表されたnvidiaの最新GPU「RTXシリーズ」をご存じでしょうか。このGPUは、最新技術として「レイ・トレーシング」を搭載しています。レイ・トレーシングは、光の明暗やオブジェクトの視覚効果などが格段に向上しており、RTXシリーズの目玉のひとつです。
実はこのレイ・トレーシングは、「Windows10環境でのみ動作する」という特性をもっています。つまり、Windows7や8.1ではレイ・トレーシングの恩恵を受けられないのです。
また、単にWindows10であれば良いというわけではなく、アップデートの最新バージョン「October 2018 Update」を適用しておく必要があります。すでにBTOショップなどで売られているゲーミングPCはWindows10搭載のものが大半を占めていますので、必要に応じてアップデートをかけていきましょう。
OSのみ、旧バージョンからのアップグレードも可能ですが、RTXシリーズを使ってみたいのであれば、買い替えたほうが無難かもしれませんね。OSのアップデートは、ドライバやレジストリの関係から、予期せぬエラーが起こることもありますし……。
Windowsのバージョンによるサポート起源に注意
Windowsは定期的に新バージョンが発表され、それぞれサポート期限が決められています。また、サポートの種類として、「メインストリーム」「延長サポート」という2つがあり、それぞれサポート内容も異なります。
WindowsOSごとのサポート起源
Vista | 2018年12月現在、全てのサポートが終了 |
Windows7 | 延長サポートのみ有効(2020年1月14日まで) |
Windows8 | サポート対象外 |
Windows8.1 | 2018年12月現在、延長サポートのみ有効(2023年1月10日まで) |
Windows10 | メインストリームサポート⇒2020年10月13日まで、延長サポート⇒2025年10月14日まで、サービスパックサポート⇒リリース日から18か月間 |
WindowsOSにおけるサポートの種類
- メインストリームサポート:セキュリティ更新プログラムや仕様変更、新機能の追加、修正プログラムについてのリクエストなど
- 延長サポート:脆弱性対策としてセキュリティ更新プログラムの提供
このように2018年12月時点でサポート対象になっているOSは「Windows10」および「Windows7」のみです。
また、フルサポート体制が整っているのはWindows10のみになります。RTXシリーズや第9世代Coreシリーズ、Ryzenなどを使う場合は、Windows10が必須になるわけですね。
Windows10は半永久的に使える?
マイクロソフト社は「Windows 10はWindows最後のバージョン」と発表しており、今後はWindows10をベースとしてアップデートを行っていくようです。
つまり、旧世代のOSに比べると長寿命であると予想されます。Windows7や8.1を使っている方は、是非10に移行しておきましょう。