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暑さ対策としてCPUクーラーを変更する方は少なくありません。しかし、グリスの塗り方については「自己流」という方が多いのではないでしょうか。
確かにCPUグリスは、比較的自由に塗ってもしっかりと冷えます。ただし、塗り方を間違えるとほとんど効果がないため、セオリーは知っておくべきでしょう。
ここでは、CPUグリスの塗り方や使えるツールについて解説します。
CPUグリスの塗り方一覧
まず、CPUグリスの塗り方ですが、主に以下の方法が挙げられます。
中央山盛り方式
CPUのヒートスプレッダ(金属の四角系の板)中央に、米粒大のグリスを出し、あとはCPUクーラーを押し付けてしまう方法です。
最もポピュラーかつ簡単な方法といえるでしょう。CPUクーラーを押し付ける段階でグリスが均一に広がり、しっかり圧着されるという寸法です。
5点方式
中央と4隅に、ほんの少しずつグリスを置き、CPUクーラーを押し付ける方法です。CPU全体にしっかりとグリスが拡がるものの、量が多すぎると圧着したタイミングではみ出してしまうことも。やや上級者向けかもしれませんね。
ヘラのようなもので均一に塗る
グリスを出したあと、ヘラのようなものでのばし、CPUクーラーを圧着する方法です。より均一にグリスが拡がりますが、こちらも量を誤るとはみ出す可能性あり。
知人がCPUクーラーを交換している様子を何度か見たことがありますが、3点(中央、上、下)にグリスを置く方法や、中央寄りに4点出す方法などもあるようですね。
正直なところ、個人の好みと慣れに依存するのでなはないでしょうか。ちなみに私は、中央山盛り⇒少しヘラで伸ばすという方法をとっていました。
今のところ、この方法で何か問題が起きたことは無いですね。
グリスを延ばすときに使えるツール
グリスに付属してくるプラスチック製のヘラが一般的ではないでしょうか。アマゾンなどでも「シリコングラス ヘラ」で検索すると見つかります。ちなみに、AINEX(アイネックス)社のヘラが有名です。
ただし、ヘラだけを買うのは面倒ですし、簡単に無くしてしまう可能性もありますよね。そのため、いざという時の代用品を考えておきましょう。
ヘラが無い状態でも、次のようなもので代用できます。
- 牛乳パックの切れ端
- 使わなくなったクレジットカードや会員カードの切れ端
- ドライバーにラップなどを巻いたもの
CPUグリスの塗り直しは初心者でも簡単
自作PCやBTOパソコンの初心者であっても、CPUグリスの塗りなおし・CPUクーラー交換は簡単にできます。
もともと塗ってあるグリスは、エタノール入りのウェットティッシュが便利です。詳しくは「CPUはティッシュで拭いていい?グリス塗り替え時の注意点」で解説しています。グリスを塗りなおしてCPUクーラーを交換すれば、それなりの冷却効果が見込めます。
最近は、メニーコア化の影響でCPUのTDPが上昇し、熱対策が重視されています。特に高負荷状態が続くゲーミングPCでは、しっかりと冷却対策を行うようにしましょう。