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16コア32スレッドのモンスターCPU「Ryzen 9 3950X」と同時に発表されたAPUを知っていますか?隠れた名機になる可能性が非常に高いAPUです。
その名も「Athlon 3000G」。旧世代のエントリークラスで話題になった「Athlon 240GE」の後継とも言えるAPUです。今回は格安ゲーミングPCに欠かせないAMDのAPUから、コスパ最強クラスの「Athlon 3000G」を紹介します。
ローエンドAPUでありながらOC可能な「Athlon 3000G」
まず、「Athlon 3000G」のスペックを見ていきましょう。公式サイトでは、以下のように表記されています。
- 物理2コア4スレッド
- 3.5GHz動作
- 14nmプロセス
- GPUコア3(Radeon Vega 3 Graphics、1100MHz動作)
- TDP 35W
これだけを見ると、旧モデルの「Athlon 240GE」とあまり変わっていません。しいて言えば、内蔵GPUの動作クロックが100MHz上がっているだけです。
しかし、Athlon 3000Gは、倍率ロック設定がありません。つまり、オーバークロッカー御用達の倍率フリーAPUなのです。
ローエンドCPUの倍率ロックフリーといえば、10年ほど前にインテル製の「Celeron Dual-Coreシリーズ」が話題になりましたが、それ以降は自動OC機能が普及し、自由にオーバークロックできる製は品ほぼありませんでした。
ローエンドCPU/APUをオーバークロックできれば、もともと高いコストパフォーマンスがさらに高まるため、格安ゲーミングPC構築には最適です。
そういう意味では、倍率ロックフリーAPUとして登場したAthlon 3000Gは、かなり革新的な製品と言えるかもしれません。
どのくらいOC可能なのか?
ネット上の情報を総括すると「4GHz動作」までは比較的安定するようです。2コアとはいえ4GHzで常用できれば、通常使用で性能不足を感じることは少ないでしょう。
しかも価格は8000円未満ですから、もし壊れても諦められる…。そんな安心感が漂う価格です。内蔵GPU性能だけでいえば、MMORPGの標準設定クラスは容易にクリアするため、FF14やDQ10をとりあえず遊びたいというユーザーにはぴったりのはず。
オーバークロックを施したとして、多少動きがスムーズになるくらいでしょうか。サブマシン用として見れば、十分すぎるほどの性能ですから、4万円程度で格安サブマシンを構築したい方には最もおすすめなAPUかもしれないですね。