あの東プレがついにゲーミングマウスをリリース!その実力は?

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国内産のキーボードの最高峰ともいえる「REALFORCE」を製造している東プレが、ついにゲーミングマウスの分野に進出しました。

これまでキーボード一筋だった東プレが、REALFORCEに採用している技術を応用し作り上げたマウスは、一体どのような性能を持っているのか。

今回は、東プレ初のゲーミングマウス「REALFORCE MOUSE」の情報を紹介します。

キーボード同様の「静電容量無接点方式」を採用

REALFORCE MOUSEは、左右のクリックボタンにキーボードのREALFORCEシリーズにも採用されている「静電容量無接点方式」を使用しています。

クリックボタンに静電容量無接点方式を採用するのは世界初とのことで、5000万回を超える耐久性と静音性、疲れにくさを備えているとのこと。

静電容量無接点方式は、一般的なメカニカルキースイッチとは異なり、機械的な接点(電極同士の接触)がありません。電極部に円錐状のバネを仕掛け、静電容量の変化を検知しています。

元々は金融機関の入力業務専門に製造されていたキーボードを、2001年に一般向けに解放したのがREALFORCEの歴史の始まり。

信頼性と打ちやすさ、正確さ、安定性、耐久性など全ての点において他のキーボードを圧倒する存在として知られています。

この技術をマウスに応用しているだけあり、REALFORCE MOUSEも長時間利用を想定した耐久性に優れたモデルとなっているようです。

実際の使用感はどうか?

実はこのREALFORCE MOUSE、私も触れる機会があったので実際に少し操作してみました。

10分ほど触った感想ですが、まず一番気になったのが「クリックボタンのストロークの深さ」です。体感では、一般的なマウスの1.3倍ほどの深さを感じます。

確かにストロークはなめらかで静かなのですが、深さがある=クリックに時間がかかるということなので、一瞬の高速入力が必要なFPSには不向きなのかなと…。

資料作成やリサーチ用ならば本当に欲しい一品ですが、ゲーム用途に特化しているかといえば疑問符が付きます。

しかしながら、国内製造品(相模原事業所での製造)ということで、精密さと品質はまず問題ないでしょう。静電容量無接点方式の強みでもある「チャタリングの少なさ」も見逃せません。

それよりも問題は、キーボードよりもボタンが圧倒的に少ないため、実質的な耐久性の評価ができないこと。108個のキーと3~5個のキーでは、使い方も入力頻度も全く違いますからね。

本当の評価が固まるのはこれから、といったところではないでしょうか。

ネックはやはり価格

御多分に漏れず、REALFORCE MOUSEも実売価格18000円程度とキーボードのREALFORCEに負けず劣らず高価。

キーボードで2万円を投じる人は珍しくありませんが、マウスに1万円以上かける人は本当に稀です。高品質なマウスには違いありませんが、購入の際は是非店頭で触ってみてから決断してみてください。