GPUの値上がりがやばい!品切れ続出の2020年どう過ごす?

2020年の年末ごろから徐々に値上がりを続けているGPUですが、2021年春時点で異常ともいえる事態になっています。

世界的な半導体の不足をうけたこのGPU高騰は、一体いつまで続くのでしょうか。そして、今からGPUを買う人は何を選べばよいのでしょうか。

GPUが高騰している理由

GPUが高騰している理由としては、以下3つの要因が考えられます。

1.コロナ禍から発生したゲーム需要

自宅で遊ぶことができるゲームは、コロナ禍において最強のエンタテイメントになりました。

今、世界的に発生している半導体不足は、ゲーム需要の高まりも要因のひとつだと言われています。

GPUは今やPCのみならず、家庭用ゲーム機にも搭載されているため、年々需要が高まっている製品。

その一方で、GPUを製造できる設備は数が限られており、需要に供給が追い付いていません。

2.自動車産業向けの需給が激変

GPU製造に使われる半導体は、自動車にも多用されています。いわゆるSoC(システムに埋め込まれたチップ)の製造に使われるわけですね。

コロナ禍で一時減産体制をとった自動車メーカーの影響から、半導体メーカーも製造ラインを絞ったようです。

しかし、その後急激に需要が回復し、この回復に製造ラインが追い付いていないとのこと。

自動車産業は世界でも有数の巨大産業ですから、半導体市場全体に影響を与えてしまっているわけです。

3.仮想通貨マイニング需要の復活

2017年ころにも発生していた、仮想通貨マイニング需要によるGPUの品薄が、現在もまた起こっています。

2020年の年末からビットコインが高騰したことで、GPUマイニングを復活させる人が続出。大手マイナーも活動を活発化させています。

現在は一般用途のGPUに対してマイニング制限がかけられていますが、それでもマイニング需要の影響を完全にはシャットアウトできていないようですね。

ミドル~ローレンジまで軒並み高騰

2020年3月時点で、ハイエンド帯のGPUは品切れが続出しています。実際に価格コムを見ると、価格が表示されていない製品が多数ありますよね。

在庫が無いうえに価格の変動が大きいので、価格表示ができないのだと思います。

ちなみに、この高騰ぶりはミドル~ローレンジのGPUにまで波及しており、GTX1660SUPERが4万円超、GTX1650SUPERが28000円近辺の値をつけているほどです。

私は2020年7月にMSI製のGTX1650SUPERを購入しましたが、その時は税込み22000円程度、さらに値引きなどがあり実質2万円程度で入手しました。

あれから8カ月ほど経過し、新世代のGPUが登場したにも拘わらず30%以上も値上がりしているわけです。こうした事態は、自作歴15年近い私もさすがに経験がありません。

さらに一部報道では、2021年中はこの事態が解消しないことがほぼ確定と言われており、2021年はGPU購入希望者にとって冬の時代となりそうです。

「とりあえず安くなるまで」どうするべきか?

私ならば、今使っているGPUをそのまま使い続けるか、再出荷品を狙うかの2択だと思います。

世界的なGPU不足の影響から、2月にはすでに型落ち品と言って良いRTX2060や、5年以上も前のミドルローGPU GTX1050Tiが再出荷されはじめたとのこと。

こうしたGPUを手に入れるか、BTOメーカーの中古販売サイトなどを粘り強く探すか…といった方法くらいしか思いつきませんね。

コロナ禍が終息に向かえば一気に解決する可能性もありますが、少なくとも2021年中は望みが薄いでしょう。