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FPSが人気を集める今、スマートフォン向けタイトルをあえてタブレットでプレイする人たちが増えています。スマートフォンよりも画面が大きく、操作性が高いタブレットは、実はゲームに向いているデバイス。
しかし、ゲーミングタブレットは非常に少ないのが現状です。果たして、ゲーミングタブレットは今後普及していくのでしょうか。
2021年でゲーミングタブレットはほぼ1択
2021年3月時点で、ゲーミングタブレットと呼べるほどの性能をもつものは「iPad」しかありません。AndroidもWindowsも、3Dゲームを満足にプレイできるほどのスペックをもった製品が無いからです。
したがって、タブレットでゲームをしたいのであれば、iPadを買ってしまうのが最も理にかなっているでしょう。
しかし、すべてのゲーマーがiPadを買うとは想像しにくいので、AndroidやWindowsタブレットの現状と未来を整理してみたいと思います。
iPad以外で有望なタブレットは?
まずAndroid搭載のタブレットでは、以下3製品が有望です。
NEC「LAVIE」シリーズ
国内では非常に珍しい、「定期的に新型タブレットを発表しているメーカー」がNECです。2021年3月時点では、「LAVIE T1175/BAS」が最もスペックの高い製品となります。
LAVIE T1175のスペック
OS | Android 10 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon730G 2.2GHz(8コア) |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11.5型ワイド 有機ELディスプレイ(2560×1600ドット) |
Snapdragon730GはミドルレンジクラスのSoCで、PUBGなどのFPSもある程度はこなせます。ただし、最高画質でのプレイではやや遅れが見られるかもしれません。
NECが発表しているタブレットで、ゲーミングと呼べるのは現状このモデルだけですね。
Lenovo「Pシリーズ」
PCベンダー大手のLenovoもNECと同じく定期的に新モデルを発表しています。2021年3月時点では「Lenovo Tab P11 Pro」が最もハイスペックな製品。
Lenovo Tab P11 Proのスペック
OS | Android 10 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon730G 2.2GHz(8コア) |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11.5型ワイド 有機ELディスプレイ(2560×1600ドット) |
スペックはNECのモデルと全く同じで、価格がやや高いです。同じく730Gなので、FPSなどがそこそこ遊べるといった具合かと思います。
○HUAWEI「MatePad Proシリーズ」
米国との軋轢からGoogle規制問題があるファーウェイは、実は最も有望なメーカーでした。しかし、Google規制のリスクが払しょくされない限りは、なかなか購入に踏み切れない人も多いでしょう。
HUAWEI MatePad Proのスペック
OS | EMUI 10.1.0 (Android 10ベース) |
プロセッサー | HUAWEI Kirin 990オクタコア(2 x 2.86 GHz, 2 x 2.09 GHz, 4 x 1.86 GHz) |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.8型ワイドディスプレイ(2560×1600ドット) |
望みは中華タブレットか?
このように現状、Androdiベースのゲーミングタブレットは、「規制リスクを踏まえてファーウェイ製を買う」という選択肢が有力になってしまいます。
これ以外となると、あまり知名度が高くない「中華タブレット」から物色することになりますが、スペックはともかくとして品質面でやや不安があることは事実。
私なら、純粋なタブレットはあきらめて、超薄型でスペックのよいクロームOS搭載のノートPCを探すかもしれません。