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6月ともなれば真夏の陽気が顔をのぞかせることが増え、同時に電気代が気になり始める時期でもあります。特にゲーミングPCの電気代はバカにできず、時には1万円単位で電気代が加算されることも。
しかしゲーミングPCの電気代節約は、意外と難しいものです。そこで、電気代節約のポイントを探ってみます。
ポイント1:電源交換は殆ど意味がない
ゲーミングPCの電気代を節約するため、電源を換装するという話をたまに耳にします。確かに650W電源から450W電源に交換すれば、電源が供給する理論上の最大値は減るため、一見電気代の節約に役立ちそうですよね。
しかし、実際にはOS起動中の消費電力はほぼかわらず、電気代の節約にはならないのです。PC内部の構成が同じならば、必要な電力は変わらないので、当然と言えば当然です。
ただし、スリープや待機状態では若干の効果が見込めます。それでも、よくて月に数十円から数百円レベルでしょう。電源交換で節電を意識するならば、容量の小さな電源ではなく、変換効率の高い電源に交換すべきですね。80PLUS GOLD以上がおすすめです。電源ユニットについては「ゲーミングPCを自作する際の電源容量の選び方&計算方法。初心者が間違えないためのコツ」をご覧ください。
意外と効果的なSSDへの換装
HDDは意外と電力を消費するパーツで、これをSSDに換装するだけで1台あたり20Wから30Wの節電効果が見込めます。
SSDは単純に物理的な駆動箇所が無く、そのぶんだけ電力の消費が少ないのです。また、消費電力が高くなるOS起動やスリープからの復帰の時間が短くなり、その分だけ消費電力が少なくなるというメリットもあります。
単に動作が快適になるだけではないのですね。熱対策としても優秀ですから、SSD導入はぜひとも達成すべきでしょう。HDDからSSDに乗り換える場合は「HDDからSSDに引っ越す時の注意点」を参考にしてください。
モニター輝度の調節は効果大!
実はPC本体よりも、モニター(ディスプレイ)の輝度が消費電力に大きな影響を与えていることをご存じですか?常時100%の状態と、60%程度の状態を比べると、アイドル状態の消費電力が数十W変化します。
ノートPCにせよデスクトップにせよ、まずはモニターの輝度を下げるというのが最も手軽で効果的な節電対策といえそうですね。特に大型のモニターを複数並べて使っているような環境では、毎月の電気代が目に見えて変わるでしょう。
このようにゲーミングPCの節電は、モニターとストレージに対策をするだけで随分と簡単に実行できます。CPUやGPUの換装のように性能への影響が少ないうえに、無駄を省きやすい部分ですから、しっかりと対策していきましょう。