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PC選び手伝った友人から「どうやってPCに詳しくなったの?」と聞かれたことがあります。すでにPCに興味を持ち始めて20年近く、自作をはじめてから15年近いのですが、よく考えたことがありませんでした。
そこで、私自身の体験をベースに「ゲーミングPCの知識の蓄え方」を整理してみたいと思います。
「必要は発明の母」
「必要は発明の母」という言葉があるように、どんな人間でも必要に迫られるとアレコレ考えだします。
私の場合は、大学生のころに欲しかったPCがあまりにも高く、しかし性能が良いPCが欲しく、その矛盾を解決するために自作PCを始めました。
最初は富士通製のPCのメモリ交換から始まり、GPUの追加やSSD化などを経て徐々に知識がついていきましたね。
つまり「お金が無かった」ことがゲーミングPCの知識を蓄えることにつながったのです。
PCは学生には高額な趣味ですし、何度も買い替えるわけにはいきません。故障しても買い替えるほどの財力はないわけですから、自然に大切にします。
そして、恐る恐るパーツを交換するうちに、だんだんとスキルが身についていきました。
CPUとGPU交換で一気に慣れ始める
CPUとGPUはゲーミングPCで最も重要なパーツですが、この2つを交換することで知識量が飛躍的に伸びます。
まず、CPUを交換するためにはマザーボードの仕様(性格にはスロットとチップセットの仕様)を覚える必要があります。
スロットが違うマザーボードを買うと全くの無駄になるので、ここは自然と覚えるわけですよね。この段階でマザーボードについても知識が付いてきます。
次に、GPUの交換では、PCIスロットの仕様や熱対策、電源の容量などの知識が必要になります。特に電源と熱対策は避けて通れない分野なので、誰もが知識を蓄えていくはずです。
ここまでくると、PC内部の8割程度は頭の中に入ってくるイメージになるでしょうか。CPU・GPU・電源・マザーボード・エアフローなどが理解できてくるので、いわゆる「初心者」からは卒業するころです。
定期的なオーバーホールで中級者へ
ゲームをしていると異音が発生したり埃がたまったりと、いろいろ気になる部分が出てきます。これを解決するために、何度かパーツを取り外し、気が付けば分解⇒清掃というステップを経るようになっていました。
ここまでくると、細かいピンの差し込み位置やストレージのコネクタなんかも頻繁に触るため、ゼロからゲーミングPCを組めるぐらいの知識量は身についています。
分解⇒清掃を行ったり、OSのクリーンインストールをしたりと、PCをバラして組み立てること自体に抵抗が無くなってくるわけですね。
そして「これならパーツを全部自分で買って、好きなように組み上げても同じじゃないか」と考え、完全にゼロからゲーミングPCを自作するようになりました。
日常の遊びの中で知識は十分身につく
ということで、私の経験からすると
- お金がない、だけど良いPCが欲しい⇒パーツ追加、交換
- 性能を底上げしたい⇒CPUとGPU交換
- いつも調子よく使いたい⇒清掃と分解、組み上げ
というステップを経ることでゲーミングPCの知識が身に付いたと言えます。
もうお分かりかと思いますが、特別なことは何もしていません。今はYoutubeなんかで解説動画が豊富にあるため、こういうステップを省略できるかもしれませんが…。
普通に遊んで、普通にやれることをやっていくだけで十分に知識は身についていきますよ。