GTX1080Tiであと何年戦えるかを考える

2017年にNVIDIAから発表された(当時の)ハイエンドGPU「GTX1080Ti」ですが、すでにリリースから5年以上経過しました。

一般的にGPUは5年もたてば性能面でかなり見劣りするのですが、GTX1080Tiに関しては別格と言ってよい状況です。

そこで、GTX1080Tiであと何年戦えるのかを予測してみました。

性能面で現行モデルとGTX1080Tiを比較すると…

GTX1080Tiであと何年戦えるかの予測をするうえで、まず現行のGPUと性能面で簡単な比較をしてみたいと思います。

2022年で現役モデルといえば、おそらくRTXシリーズの2000番台や3000番台になるでしょう。そこでRTX2070とRTX3060をピックアップしてみました。

早速、GTX1080Tiの比較結果を挙げておきますね。

vs RTX2070

3DMARK TimeSpyを使用した比較では、GTX1080Tiのスコアが大体8700でRTX2070が8600強といったところ。

つまり総合性能はほとんど同じですね。メモリの多さでGTX1080Tiがやや有利かもしれませんが、実際の使用感はほとんど同じだと思います。

vs RTX3060

RTX3060がRTX2070とほとんど同じ性能ですから、当然こちらも似たような結果になります。実際の使用感はまず体感できないレベルですね。ほぼ同じです。

ただし、気になるのは入手性。RTX3060は普及価格帯のミドルレンジなので、これからも豊富に中古が出回る可能性が高いです。

この2つとGTX1080Tiはほぼ同一の性能と考えてよいので、GTX1080Ti以上となれば「RTX3060Ti以上」の性能が必要になりますね。

2022年時点でもRTX3060の性能をフル活用することは難しい

そもそもRTXシリーズはレイトレーシングやDLSSに対応したコンテンツでなければ、GTXよりも「上」であることを体感しにくいGPUです。

また、RTXシリーズでなければプレイできないタイトルもそれほど多くありません。GTXシリーズの最高峰といえるGTX1080Tiが未だに現役なのは、こうした背景があるからです。

とはいえ、すでに発売から5年も経過するGPUですから、いつかは性能面の壁にぶつかります。

個人的な予想ですが、だいたい次の世代のミドルレンジが普及する3年後あたりが目安になりそうです。つまり2025年くらいですね。

GPUは半導体不足の影響で上位モデルの普及が遅れており、今頃GTX1630がリリースされる予定ですから…。もし今GTX1080Tiを持っているなら、RTX3060まではスルーして、RTX4000~5000シリーズを狙うべきでしょう。

という具合に考えると、やはり「短くて3年」「長ければ5年~6年」は、GTX1080Tiで戦えると思います。もちろん、無理なOCなどせずに大切に使っているという前提のもとにですね。

GTX1080Tiは「ハイエンドは長い目でお得」の象徴

GTX1080Tiが発売された当初は、正直なところ、ここまで長生きするGPUだとは思いませんでした。

次世代GPU(つまりRTXシリーズ)の噂もありましたし、価格もかなり高かったので手が出ませんでしたからね。しかし、5年たってみればまだまだ現役。

フルHD~WQHD環境ならば、非常に使い勝手がよく性能も申し分ないGPUです。私はこれまで「ハイエンドを購入して長く使う」という考えに懐疑的でしたが、GPUの進化が足踏み状態に入ったことを考えると「アリ」かもしれないですね。