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ゲーミングPCに不具合が発生すると「最小構成で再起動してください」と言われることがあります。
この「最小構成」という言葉、実に曖昧ですよね。そこで、どこからが最小構成なのかを整理してみました。
最小構成=最低限OS/BIOSが起動する構成
まず、最小構成は「時と場合によって若干の違いがある」ことを覚えておいてください。
一般的に最小構成とは「OSが起動するギリギリの構成」を指します。つまり、以下のような構成です。
- CPU
- マザーボード
- (OSがインストールされている)ストレージ
- 電源
- メモリ
- GPU(ただしCPUに内蔵グラフィックが無い場合のみ)
また、BIOS起動における最小構成ならば、以下のようになります。
- CPU
- マザーボード
- 電源
- メモリ
- GPU(ただしCPUに内蔵グラフィックが無い場合のみ)
このようにOS起動を目的とするか、BIOS起動を目的とするかでも最小構成は変化します。
ちなみに、メモリを複数枚使用している場合には、1枚だけにすることも最小構成の要件です。
ゲーミングPCにおける「最小構成」とは
ゲーミングPCならば、OS起動やBIOS起動に加えて「プレイしたいゲームが起動するか」といった要件も加わりますよね。
この場合は、外部GPUも最小構成に含めるべきです。ただし、キーボードやマウスは取り外し、できることなら電飾系のパーツも外してください。
また、オーバークロック設定は標準に戻しておきましょう。ストレージもOSとゲームクライアントが入っているもの以外は外したほうが無難です。
例えばRAIDを組んでいるような場合は、まずRAID設定をoffにして、ひとつのストレージだけをつなぐようにしましょう。
最小構成を使用する意味
最小構成は「PCのベースとなる部分に不具合が発生していないこと」を確認するための作業です。
パーツが少なくなるほど、不具合が発生しているポイントを絞りやすくなるため、最小構成を基本として「切り分け」を行っていきます。
意外と多いのが「最小構成にしたら不具合が治った」というケースですね。これはUSB機器や光学ドライブの不具合、それによるOS起動失敗などが原因であることが多いです。
その他にも「BIOS更新後の再起動」「OSアップデート後の再起動」「パーツ交換後の再起動」などで最小構成が使われます。
最小構成での起動確認は、必ず実施しなければならないものではありません。今はPCパーツの品質が高いため、初期不良が非常に少ないからです。
しかし、何か不具合が発生した場合には、最小構成を覚えておくと非常に便利なため、一度は試しておいてもいいかもしれませんね。