液晶モニターのグレア、ノングレアの違いとは

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液晶モニター選びにおいて、使用感を大きく左右するのが「グレア」「ノングレア」の違いです。PCにあまり詳しくない方は、そもそもこの言葉の意味がよくわからない場合もあるでしょう。

一般的によく使われる言葉ではないですからね。そこで今回は、液晶モニターのスペックでよく見かけるグレアとノングレアの違い、そのメリット・デメリットなどを紹介していきます。

グレアとノングレアの違いとは?

簡単に言えば、この2つの違いは「光沢」があるかないかです。グレアは光沢があるタイプ、ノングレアは光沢がない(非光沢)タイプになります。

パっと見の見栄えは、グレアタイプのほうが勝るかもしれません。光沢が美しいですし、映像も心なしかぐっと引き締まって鮮やかです。

一方、ノングレアタイプはどこか地味なイメージを持つのではないでしょうか。表面にツヤがないことで、安っぽく感じてしまうこともありますよね。

しかし、この2つは長く使っていくにつれて、イメージが逆転することが良くあります。そこでグレア、ノングレアのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

それぞれのメリットとデメリット

光沢のあるグレアと非光沢のノングレア。この2つのメリットとデメリットを整理すると以下のようになります。

グレア(光沢あり)

メリット

見た目が美しく、特に黒が引き締まるために他の色も鮮やかに感じる。近距離で動画や静止画を見ると綺麗。

デメリット

光の反射が気になるようになり、チラつきが疲れにつながりやすい。長時間のゲームや少し画面から離れた場所での動画視聴などには適さない可能性が大きい。

ノングレア(非光沢)

メリット

光の反射がないため、目が疲れにくく傷も目立ちにくい。少々の汚れなら使用感に影響がない。ビジネスや教育用途では、ほぼノングレアが採用される。

デメリット

グレアに比べて発色やコントラストが地味であり、華やかさに欠ける印象あり。単純な画質では、ノングレアタイプを推す意見が多いのはこのため。

どちらを選ぶかは主観や好み次第

単純な静止画、写真などの鑑賞ならグレアタイプ、長時間の作業ならノングレアタイプという使い分けができそうですね。

ちなみに私はノングレアタイプを愛用しています。グレアタイプの色鮮やかさや綺麗さも魅力なのですが、やはり長時間の使用で光の反射が気になってしまい、作業に集中できないからです。

一般企業ではほぼノングレアタイプになるため、それに慣れてしまっていた、というのも大きいでしょう。

グレアとノングレア、どちらが優れているかは、個人の主観や好みによります。ただし、一般的に大手家電量販店で並べられているグレア液晶は、あの環境(人口の光でかなり明るく広い環境)だからこそ美しく見えることを忘れてはいけません。

実際に自分の部屋に設置すると、窓から差し込む太陽光や蛍光灯の光を反射し、自分の顔が映りこんでしまうことにストレスを感じることもありますからね。あとは「液晶パネルの種類による使用感の違い(TN、VA、IPSを比較)」についても覚えておいたほうがいいです。

PCを設置する環境をよく考えたうえで、どちらのタイプを選ぶか判断したいところです。