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CPUのTDPが上昇傾向にあるため、空冷のCPUクーラーも大型化&高額になっていますよね。
CPUクーラーは寿命が長くコスパが良いパーツですが、それでも安いに越したことはありません。そこで、手を出しやすい「5000円未満」のおすすめモデルを選んでみました。
DeepCool AK400:実売3000円~3500円程度
ここ数年で一気にエントリークラスの大型CPUクーラーの代表格になりました。
12cmファンを1個搭載、ヒートシンク片面からの吹き付けのみというシンプルな構成ながら、非常に冷却性能が高いことで知られています。
3000円台で購入できるCPUクーラーの中ではド定番と言っても良いでしょう。比較的いろいろな場所で買えるので、入手性も良いです。
AK400はファンの風量と静圧がバランスよく保たれていて、高負荷状態でもしっかり冷やしてくれるので安心して使えます。
私もメインからサブまで何度か使いましたが、TDP100WまでのCPUならAK400で何の問題もないですね。かつてサイズの虎徹が独占していたエントリークラスの市場を根こそぎかっさらう勢いの優れたクーラーです。
JIUSHARK JF100-BK:実売3000円程度
コスパというよりも価格の低さという意味で注目すべき製品です。AK400と見た目はほぼ同じで、12cmシングルファン+サイドフローのスタンダードな構成。
正直なところ、あまり聞いたことがないブランドなのですが、製品の造りはなかなかのようで、秋葉原などの店舗でも見かけるようになりました。
公式発表ではTDP230Wまで対応とのことですが、この構成で200W越えのCPUをしっかり冷やせるのかは疑問。しかし、ヒートパイプ4本+大型ファンという構成なのでミドルレンジクラスまでは余裕で冷やせそうです。
サポートや耐久性が未知数なのですが、3000円未満で買えることもあるので、どこかで見かけたら確保しておいても問題ないでしょうね。
PCCOOLER GAME ICE K4:実売4000~4500円程度
こちらもおそらく新興のブランドですが、打倒AK400を合言葉に作られた製品なのだそうです。
漆黒のフィンが非常にかっこよく、見た目ではこちらの勝ちかもしれません。AK400よりも大きなファン(13cmファン)を搭載し、風量と静圧を上げています。
低回転時の冷却性能と静音性が高く、サイズ感もAK400とほぼ同じ、価格は同等~やや高いといった程度ですから、かなり真面目にAK400を意識している模様。
ファンの性能がAK400よりも少し高いというシンプルな優位点があるので、これはちょっと買ってみたいですね。しかし、取り扱い店舗が少ないのが弱点か。
ミドルレンジCPUまでなら空冷CPUクーラーで十分
あくまでも私の持論ですが、どの世代であってもミドルレンジクラスまでならCPUクーラーは空冷で問題ありません。
水冷にすると確かに温度は下がりますが、コストや手間のほうが目立ってしまい、あまりメリットを感じられないと思います。
CPUクーラーの性能は、放熱フィンの工作精度、ファンの性能、ヒートパイプの本数などで左右されるのですが、最近のエントリークラスはどれも非常に優秀です。
5000円未満でも4~5年は問題なく使えますし、あまり外れを引くことがなくなっています。だからこそ選択が難しいのですが、本稿を参考にしながら選んでみてください。